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ホラー、サスペンス、カルト、グロ、鬱、スプラッター、B級、バイオレンスなど、ちょっと偏ったおすすめ映画を載せています。
「ホラー」「サスペンス」「カルト」などのタグは記事作成者の独断でつけていますので、目安程度にお考えください。
あ行
- アイデンティティー
- アクエリアス
- 悪魔のいけにえ
- 悪魔のしたたり
- 悪魔の棲む家
- 悪魔の毒々モンスター
- 悪魔のはらわた
- アダム・チャップリン
- アメリカン・サイコ
- アメリカン・ビューティー
- ありふれた事件
- アレックス
- アンチクライスト
- イット・フォローズ
- イルザ ナチ女収容所 悪魔の生体実験
- イレイザーヘッド
- インブレッド
- ウィークエンド
- ウィッカーマン
- エイリアン
- エクソシスト
- エスター
- エル・トポ
- エルム街の悪夢
- エレファント・マン
- エンゼル・ハート
- 狼男アメリカン
- オーメン
- オペラ座 血の喝采
サスペンス
嵐の中、モーテルに身を寄せた11人の人間。次々と殺人事件が起こるのだが、果たしてその犯人は……!? そして既に捕まっている連続殺人犯との関係は……!?
犯人の意外さ、恐ろしさ(あの表情……!)にも仰天ですが、まず設定自体がぶっ飛んでいて驚かされます。この設定を予備知識なしで一発で見抜けた人がいたら尊敬します。
ホラー 殺人鬼 スプラッター
ミュージカルの練習中に足を痛めた女優が、診察のため女性スタッフと共に最寄りの病院に赴いた。その病院には連続殺人犯がいて……。
殺し方も多彩ですが、犯人が舞台上に○○を並べて自ら中央に座るシーンがイカレていて印象深い。テーマ曲もカッコよくて○。
ホラー 殺人鬼 特におすすめ
若者5人が車で旅をしていると、おかしな男がヒッチハイクをしてきて……。
ホラー映画の金字塔。未見の方は是非。
詳しくは 【60~00年代洋画】おすすめのホラー映画 厳選7作【ヘル・レイザー、マーターズ、悪魔のいけにえ等】
ホラー スプラッター グロ ゴア カルト 悪趣味 B級 特におすすめ
ハロウィンの夜、見世物小屋で残酷なショーが行われていて……。
座長のサルドゥとおつきの小人のコンビ、そして2人を上回る狂人かもしれない変態医師など、強烈なキャラクターが出てきます。行われていることは残虐非道ですが、特殊造形がチープなのでそれほど怖くはありません。
Amazonに『ホステル』や『SAW』に影響を与えた、と書いてありますが、雰囲気がまるで違うゆるゆるホラーなので、近代的なホラー映画の怖さを求めて観ると肩透かしを食うかも……。でもなんだか憎めないおバカなホラー映画です。
ホラー オカルト
1979年のオリジナル版。家に悪魔や悪霊が取り憑いている、という映画はいくつかあるのですが(ポルターガイストR、チェンジリングa、インシディアスa、死霊館Rなど)、私が今まで観た中ではこれが一番面白かったです。何故夫が暴力的になっていくのか……というのも一応理由があって納得。ただ神父さんがちょっとかわいそうでいたたまれない……。
『シャイニングR』に雰囲気が似ている場面がありましたが、調べたらこちらの方が少し早く公開されていました。
ホラー モンスター B級 トロマ カルト
いじめられっ子のメルヴィンが有毒廃棄物を全身に浴び、醜悪だがムキムキのモンスターに変身! 見た目とは裏腹に優しい心を持ち続けているメルヴィンは、悪者を退治していき、町のヒーローになるのだが……。
ホラーというか、ホラーコメディ? PART2の『悪魔の毒々モンスター 東京へ行くR』はより一層ギャグに振り切れていて、実は私はこちらの方が好きかも……(安岡力也さんや関根勤さんが出演しています)。
でもまずはやっぱりPART1を観た方がいいと思います。
ホラー グロ スプラッター
フランケンシュタイン男爵は、優れた人間のパーツをつなぎ合わせて男女の人造人間を造り、その2人を交接させることにより更に優秀な子孫を誕生させるという野望を持っていて……。
という正にマッドサイエンティスト! が出てきますが(ウド・キアーが怪演)、実はこの博士、姉と結婚していたり、臓器マニアだったりもします。キャラが濃すぎます。姉も淫乱だし、助手もやっぱり変態だし……。
なかなかのグロ・スプラッター描写があるにもかかわらず、あまり下品な感じがしないのは、アンディ・ウォーホルが監修だから……? と思いきや、実は弟子である監督に名義を貸しただけという噂があるので、それはあんまり関係ないかも……。
アクション グロ スプラッター バイオレンス
町の権力者・デニー(鉄のマスクで顔を覆っている)に妻を丸焼きにされたアダムは、悪魔の力を借りてデニーへの復讐を遂げようとする……!
監督が『北斗の拳』などの日本の漫画やアニメが好きで、その世界観を実写映画で表現したかったのだとか。という訳で、アタタタタ……と殴り倒して敵が破裂! や、蹴ったら脚がボキーッ! といったような残酷描写が出てきますが、漫画的なのであまり怖くはありません。
香港映画の『RIKI-OH/力王R』にちょっとノリが似ています(でも『RIKI-OH/力王』の方が笑い所が多いかも……)。
サスペンス 殺人鬼
一流企業で働くエリート・ビジネスマンが、犬やホームレスをなぶり殺し、ついには同僚までも手にかけて……。
殺人描写よりも、何故エリートが殺人を犯すのか? という心の闇に焦点が当てられています。名刺合戦には笑ってしまいますが、エリートの方はもしかしたらリアルに感じて笑えないのかも……? その他怖いながらも笑えるシーンが所々に散りばめられています。
ちなみにテレビ画面にチラッと『悪魔のいけにえ』が映るシーンがあります。
不条理
レスター・バーナムは妻と娘と3人で暮らしている。傍からは幸せそうに見える一家。しかし3人には家族への小さな不満が積もり積もっていて……。
ビニール袋が風に舞っている映像を「美しい」という感覚が素敵。ただ、表面を飾り立てただけの美しさもそれはそれで悪くない気がする。
そして何かを毛嫌いしている人というのは、その何かに対して実は憧れを抱いているものなのだろう……と思うことがあるのですが、この映画を観てその気持ちが強まりました。
劇中でなぜかホラー映画『死霊のしたたりa』の話題が出てくる所もポイント高し。
カルト バイオレンス 特におすすめ
レミーたち撮影隊一行は、ブノワという強盗殺人を生業としている男に密着取材をしてドキュメンタリー映画を製作している。
陽気で饒舌で茶目っ気があり、芸術や建築にも精通しているブノワだが、仕事は容赦なく淡々とこなしていく。
レミーたちは次第にブノワと心を通わせるようになり……。
ブノワもレミーたちも、仲間や家族に何かがあればものすごく悲しむ、そういった感情を持っているにもかかわらず、他人の場合はたとえそれが子供だとしてもケロリとして殺したり傍観したりしている。
被害者の恐怖や苦しみ、被害者の家族や友人が自分たちと同じように悲しむ、ということを想像できないのでしょうか。これが想像力の欠如というものなのか……。
ブノワに感化されたのか、レミーたちの犯罪への感覚がだんだん麻痺していく様が本当に恐ろしいです。
サスペンス 胸糞 鬱
マルキュスと彼の友人ピエールは、ゲイバー「直腸」にてある人物を探しているのだが……。
時系列が逆になっていて、シーンごとに過去に遡っていく構成になっています(『メメントa』という映画と同じような構成)。
カメラがグルグル回ったり、画面や文字が点滅したりと、物理的に不快でもあるのですが、内容も大変不快です。
原題は「取り返しがつかない」、一寸先は闇……生きることは怖い、普通に暮らせているのは幸せなことなんだよ、と言いたかったのかもしれませんが、鑑賞後かなり気分が落ち込みました。
これをおすすめするのはちょっとどうかと思いましたが、かなりショッキングで強烈な映画ではあるので……鬱映画や胸糞映画がお好きな方はよかったらご覧ください。
ちなみに、ギャスパー・ノエ監督の『カノンa』を観ていると、オープニングにちょっと二ヤッとできるかもしれません(でも本編には全く関係ないので観ていなくても大丈夫です)。
サスペンス 痛い 鬱
夫婦で愛し合っている最中に、赤ちゃんが窓から転落死してしまう。そのため妻は精神を病み……。
『ダンサー・イン・ザ・ダークR』で有名なラース・フォン・トリアー監督の映画。この映画もウツウツとした雰囲気になっています。それに加えて、生理的にゾッとさせられたり、物理的に痛そうだったりするシーンも出てきます。しかしオープニングなどいくつかの場面は非常に美しく幻想的です。
映画自体のテーマは……女と性欲は悪? ということなんでしょうか。解釈が難しい不思議な映像もいろいろ出てくるのでなんともいえませんが……題名からして、キリスト教に精通していないとピンとこない部分もあるのかも……?
ホラー
女子大生ジェイは、彼氏と一夜を共にする。しかしそれを機に彼氏の態度がおかしくなり、異様な現象にも悩まされることに……。
それはただただ尾いてくる……! このアナログ感がたまりません。時代を問わない普遍的な怖さがあります。
正体不明の何かが尾いてくるといえば『ヒッチャーa』という映画がありますが、『イット・フォローズ』はその不気味さに加え、一世を風靡したJホラー『呪怨a』の「ガンガンそれが登場するのにやっぱり怖い」という恐怖も感じられます。
しかし前半の盛り上がりに比べて後半がちょっと尻すぼみになってしまった感があるのが惜しい所です。
悪趣味 B級
ナチスドイツの収容所で、女所長がやりたい放題。女性は実験台にされ、男性は夜の相手をさせられて……。
主演の方がもう少し若かったら……。でもそれがリアルといえばリアルかも……。
グロというほどではないですがちょこちょこチョイグロシーンが出てきます。
カルト ホラー 鬱 特におすすめ
ヘンリーは、ガールフレンドに子供を出産したと告げられる。それを機に2人は結婚するが、生まれた子供は奇形児で……。
カルト映画の帝王、デヴィッド・リンチの長編デビュー作。映画自体が悪夢のようなのですが、その劇中でヘンリーが妄想をしたり悪夢を見たりするので、夢と現実の境目が非常に曖昧で不安をかき立てられます。白黒映画ならではの重厚さ、陰鬱さが○。
妊娠中の女性は鑑賞しないように警告した。あらゆる妊婦が恐れる問題が扱われているから
ミッドナイト・ムービー
……とのことですが、妊婦はもちろんのこと、あらゆる人にとって毒になる映画ではないかと思います。
ホラー 悪趣味 グロ スプラッター
素行の悪い少年3名と少女1名が、男女の社会福祉士と共にボランティア活動を行うため田舎の村にやってきた。しかしそこの村人たちは……。
現代版『2000人の狂人R』……とまでいうとちょっと褒めすぎかもしれませんが、2011年の映画にしては雰囲気がちょっと昔のホラー映画風なので、古いホラー映画がお好きな方はハマるかも……?
ただちょっとバッチいシーンがあります。
サスペンス 復讐
歯医者とモデルが車で別荘に向かう途中、チンピラどもにつけ回されて……。
悪党どもに女性が立ち向かう!
詳しくは 女性が襲われて本人や家族が復讐する映画9作【鮮血の美学、発情アニマルなど】
カルト ホラー
信心深いキリスト教徒である警官が行方不明の少女を捜索するためにある島を訪れると……。
1973年のオリジナル版。怖い、というよりなんだか薄気味悪い映画。唐突に始まる裸踊りなど笑い所もあり。
ホラー SF
ある宇宙船が地球に帰る途中、他の宇宙船からのSOSを傍受して……。
ヤツの形状&ヒロインのたくましさが見所ですが、味方の中に不審者が……? といった点でもハラハラさせられます。
ホラー オカルト 特におすすめ
人気女優の一人娘リーガンが、突然汚い言葉を吐いたり奇行に走ったりするようになり……。
オカルトホラーでこの映画を超えるものはいまだ出ていないのではないでしょうか。首の××、スパイダーウォーク、緑色の何かを吐く……などおぞましいシーンが盛り沢山。神父が3人出てくるので初見の方はゴチャゴチャにならないよう注意。
サスペンス
子供が死産して悲しみにくれる夫婦。既に息子と娘がいたものの、養子を迎えることを決意して……。
妻が元アルコール依存症ということで、夫に何かを訴えかけてもあまり信じてもらえないのがつらい所。エスターに隠された驚愕の秘密とは……? 怖いけれど、楳図かずおさんの『赤んぼ少女a』的な悲哀もあります。
『オーメンa』とこの映画を観ると、養子をとるのが怖くなること請け合いです。
カルト
流浪のガンマンであるエル・トポは、幼い息子と共に旅をしている。山賊を退治したことからある女性と知り合い、息子を捨ててその女性と旅を続けるのだが……。
前半はハチャメチャ西部劇、後半は宗教色の強いストーリーになっています。前半のエル・トポの「勝てばいいんだよ勝てば!」的な卑怯な戦いぶりと、意味不明な言動が多い敵キャラに注目。そんな中、やたらカッコいい映像があったりもするのが素晴らしいです。
ホラー 殺人鬼 スプラッター
1984年のオリジナル版。ある夜、ナンシーの家に泊まった友人が、夢の中の殺人鬼に襲われて……。
とにかく豪快! 大味! なスプラッターホラー。血がまるで噴水のように吹き出します。また若き日のジョニー・デップが出演しています。
カルト 鬱
医師のトリーブスは、見世物小屋で「エレファント・マン」と呼ばれる奇形の人物に興味を惹かれて、彼を譲り受けるのだが……。
エレファント・マンの純粋さとは対照的に、心が醜い人物が数多く出てきてやりきれません。しかしもちろん優しい人もいます。狭間で揺れ動く人もいます。やらない善よりやる偽善、という言葉が脳裏をよぎりました。
サスペンス オカルト
私立探偵ハリー・エンゼルは、サイファーという男に人探しを依頼されるのだが……。
前半はサスペンス調なのですが、途中から土俗的な雰囲気になっていきます。繰り返し出てくるエレベーターの影が印象的。全体的に重苦しい空気が漂っています。
カルト モンスター
アメリカ人であるデヴィッドとジャックは、ヨーロッパを旅してまわっている。2人はイギリスで、あまりの寒さのためにパブに立ち寄ることにするが、そのパブは奇妙な雰囲気に包まれていて……。
80年代の映画ですが、特撮技術が今見てもなかなかのものです。亡くなった人が幽霊となって登場しますが、時間が経つと幽霊だというのにだんだん腐っていくのが面白い。
ちょっと悲しいラストなのにもかかわらず、突如として陽気なエンディングテーマ『Blue Moon』(The Marcels)が流れる所も○。
ホラー オカルト
外交官ロバートの妻は、6月6日午前6時に子供を産むが、その子はすぐに亡くなってしまう。ロバートは同時刻に誕生した男の子を引き取り、ダミアンと名づける。妻はその子を実の子と思い育てているのだが……。
1976年のオリジナル版。ちょっと長いのですが、所々に挟まれるショックシーンは今観ても強烈です。『エクソシスト』同様荘厳な雰囲気に惹き込まれます。
ホラー スプラッター ジャッロ 特におすすめ
オペラ「マクベス」の主人公を演じることになっていた歌手が事故にあい、急遽新人のベティが代役を務めることになった。舞台は大成功を収めたのだが……。
ダリオ・アルジェント節が炸裂! 美少女がひどい目にあい、殺人シーンではオペラではなくハードロックが流れます。俺の殺しを目に焼き付けろ! といわんばかりの針の仕掛けには仰天です。殺し方や証拠の取り戻し方もエグい。
か行
- 怪奇!吸血人間スネーク
- カッコーの巣の上で
- カラー・ミー・ブラッド・レッド
- カルネ
- キャビン・フィーバー
- キャリー
- キャンディマン
- キル・ビル
- グリーン・インフェルノ
- グリーンマイル
- ゴア・ゴア・ガールズ
- ゴーストワールド
- コフィー
- コレクター
ホラー
大学生デイヴィッドは、ヘビの研究家である博士の助手になる。デイヴィッドは博士にキング・コブラの血清注射を受ける内、体に異変を感じ始め……。
原題は『Sssssss』(ヘビの形……カワイイ)。正直前半はちょっと退屈なのですが、なりかけの所をじっくり撮っているシーンが気色悪いです。
鬱
強制労働を逃れるべく精神異常者を装い精神病院に入ったマクマーフィ。彼は規則規則とうるさい病院側に反発を覚え、すっかり無気力になってしまっている入院患者たちと心を通わせていくが……。
ジャック・ニコルソン扮するマクマーフィが、「悪童」という感じで実にイキイキしています。敵対する婦長は、よくいえばキチンとしている、悪くいえば人間味がない人物。
マクマーフィは病院や患者たちを変えることができるのだろうか……?
ホラー スプラッター
画家が本物の血を材料にして絵を描くことを思いつき、はじめは自分の血を使っていたのだが……。
ハーシェル・ゴードン・ルイス「血の三部作」のひとつ(あとの2つは『血の祝祭日R』『2000人の狂人R』)ですが、残酷描写はそれほどでもありません。劇中出てくる絵がカッコいいです。
詳しくは 【スプラッターの始祖】ハーシェル・ゴードン・ルイス監督の映画 6作品【『2000人の狂人』等】
カルト
馬肉店を営む夫婦に女の子が生まれたが、母親は小さい娘を置いて失踪してしまった。娘は成長しても口をひと言もきかず……。
カルト映画といわれているようですが、熱狂的に好きになるような要素はあまり見当たらないような……。しかしなんだか気にはなる映画です。なんともいえない気色悪さがあります。
続編の『カノンa』もあります。この映画ではオッサンの思考ダダ漏れという感じでずっと心の声が聞こえているのですが、それでも主人公がとる行動がそれほど理解できません。もしかしたら本人にも分かっていないのかもしれません。でも人間って実はそういうものなのかもしれません。
ホラー 感染
森の中の小屋に遊びにきた5人の若者が謎のウィルスに感染し発病してしまう……!
森の中の小屋、若者、といえば悪霊に取り憑かれたり殺人鬼が現れたりしそうなものですが、この映画は珍しく感染モノです。その症状が気持ち悪いといえば気持ち悪いのですが、最大の見所は奇抜な髪型をしたパンケーキカンフー少年です。
ホラー オカルト
1976年のオリジナル版。狂信的な母親に育てられた女の子、キャリー。おとなしいキャリーは学校でいじめにあっていた。遅い初潮を迎えた日を境に、キャリーは念動力を使えるようになり……。
熱心なキリスト教信者である母親が怖すぎます。そしてプロムの夜に何かが起こる……!
ブライアン・デ・パルマ監督の得意技(?)、カメラが縦2分割になったり画面が赤くなったりという撮り方も面白いです。
ホラー オカルト
大学院生のヘレンは、キャンディマンの都市伝説について調べている。その都市伝説とは、鏡の前で「キャンディマン」と5回唱えると殺人鬼が現れるというものなのだが……。
『ヘル・レイザーR』のクライブ・バーカー原作。こちらは『ヘル・レイザー』に比べるとかなり地味です……。
しかし生理的嫌悪感を催させるシーンがあったりする所はさすが。それとトイレが汚くておぞましいです(そこが一番ゾッとなったかも……)。
アクション 復讐 スプラッター
結婚式の最中に襲われたザ・ブライドは、4年間も昏睡状態に陥っていた。彼女を襲ったのはかつてのボスと同僚たち。彼女は「ブラックマンバ」というコードネームを持つ殺し屋だったのだ。
目覚めた彼女は、夫と、お腹の中にいた子供まで失ったことを知り、復讐を誓う……!
Vol.1のゴーゴー夕張戦、青葉屋の死闘、オーレン・イシイ戦がたまりません。千葉真一さんの服部半蔵にも痺れます。
ホラー グロ 悪趣味
女子大生ジャスティンは、大学で過激な活動をしている慈善団体に入会する。彼らは原住民を救うため、森林で行われる予定の開発工事を止めようとチリに向かい……。
後に出てくる『食人族R』や『人喰族』にオマージュを捧げている映画。
携帯電話やGPSなど現代的な要素を取り入れているにもかかわらず、雰囲気が80年代の食人系映画にかなり近くて驚かされました。
そんなにたくさんはないですがグロシーンもしっかり出てきます。
ファンタジー
刑務所の看守主任ポールは重い尿道炎を患っていた。ある日、死刑囚のコーフィがポールに触れると、ポールの病気はたちまち治り……。
ある囚人の死刑執行シーンが痛ましすぎます。コーフィが自分に取り込んだ負のものを吐き出すシーンが圧巻。
ホラー スプラッター グロ ゴア 悪趣味
被害者がストリッパーばかりの連続殺人事件が発生する。私立探偵のジェントリーは、女性記者ナンシーとともに捜査をしていくのだが……。
スプラッターの始祖、ハーシェル・ゴードン・ルイスの引退作(その後復活しましたが)ということで、やりたい放題やっています。犯人が黒尽くめの所がちょっとジャッロを思わせて、真面目にやっているのかと思いきや、搾りたての乳でひとりカンパイや尻に調味料を振るなどふざけたシーンもあり……。
しかし題名通りゴア描写は凄まじいので、お好きな方は是非どうぞ。
詳しくは 【スプラッターの始祖】ハーシェル・ゴードン・ルイス監督の映画 6作品【『2000人の狂人』等】
こじらせ
イーニドとレベッカは幼馴染み。二人ともひねくれ者で、高校を卒業してもイタズラなどをしてブラブラ過ごしている。イーニドは冴えない中年男シーモアと親しくなり……。
大人になりたくない……と思春期に思った方は多いのではないでしょうか。私はもう年齢的にはとっくに大人ですが、いまだに大人になりたくないと思ってしまいます。そういったちょっとこじらせている方が観ると胸が痛くなるかもしれない映画です。
B級 復讐 クール
妹や友人の敵討ちのため、コフィーはコールガールの元締めやマフィアの男どもに色仕掛けを使って挑んでいく……!
スタイル抜群のパム・グリアがバンバン脱いでくれて気持ちがいいです。ファンク・ミュージック、キャットファイト、ショットガン! とにかくカッコいい映画です。
ホラー
フレディは蝶を採集するのが趣味の内気な男性。彼はある日賭け事により大金を手に入れると、家を買い、好きな女性をさらってきて……。
1965年、ウィリアム・ワイラー監督。同名の映画がいくつかあるのでご注意を。
主人公を演じるテレンス・スタンプがイケメンなので始めの方はあまりピンとこなかったのですが、女性と意見が食い違って癇癪を起こす姿を見るとやはりちょっとイカれているのが伝わってきて怖くなります。静かな狂気を描いた映画といえそうです。
同じく非モテ男性が出てくる『マニアックa』とは静と動の関係(私の中で)。
さ行
- サイコ
- サスペリア
- サスペリア PART2
- ザ・チャイルド
- ザ・フライ
- サンゲリア
- サンタ・サングレ 聖なる血
- ジェイコブス・ラダー
- 地獄のモーテル
- 地獄の門
- 死の王
- シャイニング
- 13日の金曜日
- 少年は残酷な弓を射る
- 食人族
- 処刑軍団ザップ
- ジョニーは戦場へ行った
- 死霊のしたたり
- 死霊のはらわた
- 真実の行方
- シン・シティ
- スカーフェイス
- スキャナーズ
- スクワーム
- スターシップ・トゥルーパーズ
- ゼイ・コール・ハー・ワン・アイ ~血まみれの天使~
- セブン
- セブンス・コンチネント
- セルビアン・フィルム
- 鮮血の美学
- ソウ
- ソドムの市
- ゾンゲリア
- ゾンビ
- ゾンビ3
- ゾンビ大陸アフリカン
ホラー 殺人鬼
マリオンはある事情から誘惑に負け、会社のお金を持ち逃げしてしまう。彼女が辿り着いたのはあるモーテルで……。
もはや古典ですが、今観てもしっかり怖いです(特にラスト)。
ホラー オカルト 特におすすめ
スージーが入学した名門バレエ学校で、不気味な出来事が立て続けに起こり……。
残酷なのに美しいイタリアンホラー。
詳しくは 【60~00年代洋画】おすすめのホラー映画 厳選7作【ヘル・レイザー、マーターズ、悪魔のいけにえ等】
『サスペリア』は「魔女三部作」の1作目で、2作目が『インフェルノa』、3作目が『サスペリア・テルザ 最後の魔女a』です。
『インフェルノ』はボチボチでしたが、『サスペリア・テルザ 最後の魔女』は……う~ん……。
ホラー 殺人鬼 ジャッロ 特におすすめ
ピアニストであり作曲家でもあるマークは、ある夜、アパートの窓越しに女性が殺される場面を目撃してしまい……。
PART2となっていますが、『サスペリア』の続編ではなく全く別物の映画です(監督は同じダリオ・アルジェント)。
詳しくは 【60~00年代洋画】おすすめのホラー映画 厳選7作【ヘル・レイザー、マーターズ、悪魔のいけにえ等】
ホラー
スペインのある町にやってきたトムとエヴリンの夫婦。エヴリンが妊娠中ということもあり、2人は船に乗って、静かなある島へと向かうことにする。そこには子供たちの姿しか見えず……。
1976年のオリジナル版。オープニングのニュース映像が結構長いのですが、ここで世界の子供たちがいかに虐げられているか、ということを表しているらしいです。後半から俄然盛り上がってきます。
ホラー グロ
科学者のセスは、物質を転送するという実験を行っていた。やがてセスは自らの体を転送することに成功する。しかし転送装置に一匹のハエが紛れ込んでおり、セスとハエの体が融合してしまう。その後、セスの体に数々の異変が現れ始め……。
『怪奇!吸血人間スネーク』でもそうでしたが、半分なりかけている時が一番気色悪いです。胃液でいろいろ溶かしたりもするのでちょっとグロいです。
ホラー ゾンビ グロ 特におすすめ
漂流している船の中を2名の警官が調べていると、全身が腐乱した大男が現れて……。
残酷描写が満載のマカロニゾンビ。
詳しくは 走らないゾンビ映画 おすすめ10選【80年代中心】死霊のはらわた、ブレインデッド等
ホラー カルト
あるサーカス団で、夫が妻の両腕を切り落としてから自殺するという事件が起こる。数年後、施設に入れられていたその夫婦の息子が施設を脱走し……。
『エル・トポa』のアレハンドロ・ホドロフスキー監督作品。『エル・トポ』より少しカルト色が薄れて、内容がだいぶ分かりやすいです。しかしクラウディオ・アルジェント(ダリオ・アルジェントのご兄弟のようです)が製作・脚本に関わっているためか、ちょっとホラー色が強めかも。ラストは幻想的で美しいです。
サスペンス
ジェイコブは地下鉄の車内で、ベトナム戦争の際敵に刺された時の夢を見る。それ以来ジェイコブの身の回りで奇妙な出来事が起こるようになるが、ベトナム帰りの戦友が皆同じことで悩まされていることが分かり……。
オチが分かるような作りになっているのがちょっと残念ですが、急にあのオチがきても「なんだよ!」となりそうですし、難しい所です。全体的な薄気味悪い雰囲気は○。
ホラー
ビンセントは、妹アイダと共にモーテル「ハロー」を経営している。そのモーテルの名物「自家製ベーコン」の作り方には、ある驚くべき秘密があり……。
ホラー映画で料理の材料に「驚き」だとか「禁断」という枕詞がついていたら、もう大体アレに決まっています。
この映画ではソレを畑で熟成させるというのがなんとも珍妙です。
ホラー ゾンビ グロ 特におすすめ
ある町で神父が首吊り自殺をする。それ以後、町では異様な出来事が頻発し……。
女優さんの体の張り具合に感服しました(いやらしい意味でなく、病気になるのではないか……という危険を感じさせるシーンがあります)。
詳しくは 走らないゾンビ映画 おすすめ10選【80年代中心】死霊のはらわた、ブレインデッド等
グロ 鬱
ひとりの男が自殺する。その男が自殺をする前に何通か手紙を書いている。彼の死後、それを受け取った人々も次々に自殺していき……。
というただそれだけの映画なので、観て「面白い!」となる映画ではないです。「人生は幻想であり無意味なものだと認めよ」「生など時代遅れだ」などという暗い言葉や、九相図を思わせる徐々に腐ってゆく死体の映像などが人生の無常を感じさせます。
ホラー オカルト
豪雪のため冬季には閉鎖されるホテル。そのホテルでは、かつて精神に異常をきたした管理人が家族を惨殺するという事件が起きていた。そのホテルの新たな管理人になることになったジャックは、妻と息子を連れてホテルにやってきたのだが……。
巨匠スタンリー・キューブリック監督の格調高いホラー映画。オカルトでありながらサイコホラー的な要素もあわせ持っています。
ホラー 殺人鬼 スプラッター
クリスタルレイクのキャンプ場で、1人の少年が溺れて消息不明になった。その後キャンプ指導員の男女2人が何者かに殺害され、キャンプ場は閉鎖された。しかしその数年後、キャンプ場が再開されることになり……。
1980年のオリジナル版。ブシャーッと血が出る割にはグロくはないです(『エルム街の悪夢a』なども同様)。若き日のケヴィン・ベーコンが出演しています。
サスペンス 鬱
冒険家として活躍していた女性エヴァは、子供ができたことにより家庭に入る。生まれた息子はエヴァに全く懐かず……。
ホラー グロ 悪趣味
アマゾンに食人族の取材に行った4人組の消息が途絶えて……。
パッケージの串刺しシーンもすごいですが、一番グロいのは亀のシーンかも……(本物らしいです)。
しかしそういったショックシーンばかりでなく、未開人と、その人たちを人とも思わぬような行動をとる都会人と、本当に野蛮なのは果たしてどちらなのだろうか、という真面目なテーマも伝わってきます。
ホラー カルト B級
静かな町に、荒くれ者の若者たちが住み着いてやりたい放題の暴挙を行い出した。彼らにギャフンといわせるべく、ある子供が彼らの食事に野犬の血を混ぜた所……。
かつてアメリカにはB級映画ばかりを流す「グラインドハウス」という映画館があったそうで、そのグラインドハウス系の映画の内のひとつ。特殊造型もショボイし、全体的になんだかバッチい雰囲気があります。しかし妙な迫力がある不思議な映画。
鬱
戦場にいた男性が負傷して病院に運ばれた。彼は手足を動かせず、口もきけないことに気付き……。
戦争がテーマの映画は鑑賞後気分が重苦しくなるものが多いですが、この映画の重苦しさは凄まじいです。映像ではなくその状況が恐ろしい。戦争のシーンは全くといっていいほどありませんが、戦争……そして人間の怖さがいやというほど伝わってくる映画です。
詳しくは 戦闘シーンがほとんどないのに恐怖を感じる戦争映画【野火、ディア・ハンター、ジョニーは戦場へ行った、風が吹くとき等】
ホラー ゾンビ
大学の研究室で助手を務めるハーバート・ウェストは、死体を蘇生させる血清の発明に成功する。彼はその発明を奪おうとする教授を実験台にして……。
生首がレロレロするシーンはコメディですが、ちゃんとゾッとする所もあります。
詳しくは 走らないゾンビ映画 おすすめ10選【80年代中心】死霊のはらわた、ブレインデッド等
ホラー ゾンビ
アッシュとその姉、そして友人たちは、休暇を過ごそうと森の別荘にやってきた。その地下室で「死者の書」という古文書とテープレコーダーを見つけて……。
詳しくは 走らないゾンビ映画 おすすめ10選【80年代中心】死霊のはらわた、ブレインデッド等
サスペンス
大司教が惨殺され、教会で手伝いをしていた青年・アーロンが容疑者として逮捕された。名を上げたい弁護士マーティンはアーロンの弁護をかって出るのだが……。
二転三転するストーリー、とエドワード・ノートン(この映画がデビュー作)の演技が見所です。
バイオレンス ハードボイルド
罪の街、シン・シティを舞台とした3つの作品から成るオムニバス映画。
ねっとりかつメタリックな質感の白黒画面に、時折使われている赤や黄色の原色が映えます。美しき殺人兵器・ミホがイチオシキャラ(続編『シン・シティ 復讐の女神a』はデヴォン青木さんが出演していないのがちょっと残念)。
バイオレンス マフィア
キューバからマイアミにやってきたトニー・モンタナは、マフィアの中で徐々にのしあがっていき……。
金、女、地位……! 裸一貫から、欲しかったものを力ずくでつかみとっていった男。しかしいざ手に入れてみるとそれらがなんだか虚しく思えてきて……。麻薬の恐ろしさもよく分かります。ラストの銃撃戦は圧巻。
ホラー 超能力
浮浪者のべイルが女性をにらむとその女性がもがき苦しんで倒れるという事件が起こる。捕らえられたベイルは、自身がスキャナーと呼ばれる超能力者であると告げられて……。
正直ちょっと中だるみ感があるのですが、序盤の「頭バーン!」と能力者対決にはワクワクします。
ホラー グロ 生き物
嵐の翌日、ミックは恋人のジェリーの住む町を訪ねた。その町のカフェでジュースを注文すると、中に1匹のゴカイが入っていて……。
ただ単にウジャーッとやつらが出てくるだけではなく、隣人がヒロインに横恋慕しているなどというストーリーも一応あります。そしてその男性の○○にやつらが入り込んで……!
SF
未来の地球は軍事政権になっていた。軍人=市民で、選挙権があったり出産ができたりと、一般民と区別されていた。軍人は優遇されているものの、訓練は過酷で、また、バグズと呼ばれる巨大な昆虫と戦わなくてはならず……。
バグズとの戦闘で首がポーンと飛んだり下半身がズルむけたりとちょっとグロ描写があります。間にちょくちょく挟まる「連邦ニュース」も凝っていて面白いです。
カルト 復讐 特におすすめ
幼い頃に男性にイタズラをされたことにより口がきけなくなったフリッガ。成長した彼女は、男にだまされて……。
ロリ顔の美少女がショットガンをぶっ放す!
詳しくは 女性が襲われて本人や家族が復讐する映画9作【鮮血の美学、発情アニマルなど】
サスペンス 胸糞
ベテラン刑事と新人刑事のコンビが、七つの大罪になぞらえた連続殺人事件を追う。
犯人が途中であっさり捕まったかと思いきや……!? いや~な気分になりたい時におすすめの映画です。
鬱
一見幸せそうに見える夫、妻、娘の3人家族の最後の日々を描く。
娘が「目が見えない」と学校で嘘をついたり、妻の弟がうつ病だったりと、少し問題はあるものの、決定的なトラブルがあるようには思えません。しかし彼らはなぜだかそうすることを選びます。分かるような、分からないような……。
スプラッター グロ 胸糞
元ポルノ男優のミロシュは、芸術的なポルノ映画を撮りたいという話を持ちかけられる。破格の出演料に釣られて、彼は出演を承諾するのだが……。
これをおすすめというのはちょっと憚られるのですが……ものすごく強烈な映画ではあるので載せておきます。残酷描写も凄まじいのですが、それよりもモラルがなさすぎて精神的にくるものがあります。
ホラー 復讐
マリーとその友人は、ドラッグに釣られて悪党どもの家に入ってしまい……。
1972年のオリジナル版。不快なのですがなんとなく捨てがたい味がある映画。
詳しくは 女性が襲われて本人や家族が復讐する映画9作【鮮血の美学、発情アニマルなど】
サスペンス
ゴードンが目を覚ますと、足が鎖で繋がれていて、密室に閉じ込められていた。部屋の対角線上にもうひとり男性が繋がれていて、部屋の中央には誰かがうつぶせに倒れているという異様な状況で……。
考え出すといろいろ疑問点もわき上がってきますが、初見のビックリ度がすごかったのでもうそれだけでいいかと。そして続編は観なくてもいいかと(グロ好きなら『ソウ 3』『ソウ 6』は観てもいいかもしれませんが)。
詳しくは 映画SAWシリーズ(PART1~ソウ ザ・ファイナル)まとめ【ネタバレ&グロ度あり】
グロ 胸糞
権力者たち4人が、美少年と美少女を狩り集めて秘密の館に閉じ込めた。そのおぞましい目的とは……。
これも『セルビアン・フィルムR』と同様、おすすめするにはちょっと強烈すぎるインモラルな映画です。ただそこまでショッキングに感じるということは、映画としてはかなりよくできているということなのだと思います。
権力者と搾取される人間との対比や、権力者に取り入り弱いものいじめをする者を描いているという点から見れば、普遍的な問題を扱っているといえるかも……。
ホラー ゾンビ
海辺で撮影をしていたカメラマンが、何者かに網をかけられ全身を焼かれるという凄惨な事件が起きて……。
残酷なシーンも多々あるものの、全体的には切なくもの哀しい異色のゾンビ映画です。
詳しくは 走らないゾンビ映画 おすすめ10選【80年代中心】死霊のはらわた、ブレインデッド等
ホラー ゾンビ 特におすすめ
ゾンビが急速に増えている世界。フランと恋人のスティーブン、そして友人のロジャーとピーターは、ショッピングモールに立てこもることになり……。
ジョージ・A・ロメロ監督「ゾンビ三部作」の2作目。1作目の『ナイト・オブ・ザ・リビング・デッドa』、3作目の『死霊のえじきa』も素晴らしいですが、ゾンビ映画といえばやはりこれです。
詳しくは 走らないゾンビ映画 おすすめ10選【80年代中心】死霊のはらわた、ブレインデッド等
ホラー ゾンビ
封印をとかれたゾンビたちが、別荘に訪れた人々を襲う……!
これ、クソ映画扱いされているようなのですが、私はかなり面白かったです。汚いゾンビ(イタリアのゾンビは汚いものなのでしょうか……)、しかもそのゾンビの腐り方も個体によってちょっと差があってこだわりを感じました。
ゾンビが斧や鎌などの武器を使うのも斬新です。そして、ゾンビより気持ち悪いかもしれないマザコン息子、その母のたくましさなど、キャラも濃くて素晴らしいです。
ちなみに『ゾンビ2』は上で紹介した『サンゲリアa』です。
ホラー ゾンビ
アフリカ大陸でゾンビが大量発生し、米軍のブライアンもアフリカから脱出しようとするのだが……。
ユーモア要素一切なし! 近年のゾンビ映画にしては珍しく骨太な印象です。
た行
- タクシードライバー
- ダンサー・イン・ザ・ダーク
- 血の祝祭日
- 血の魔術師
- ディア・ハンター
- デス・レース2000年
- デモンズ
- デモンズ’95
- デス・プルーフ
- ドッグヴィル
- 隣の家の少女
- 時計じかけのオレンジ
ハードボイルド バイオレンス
元海兵隊のタクシー運転手・トラヴィスは、選挙事務所に勤めるベッツィという女性と親しくなるのだが……。
トラヴィスの行動は分かるようで分からない。孤独や不眠が突拍子のない行動の原因なのかもしれないが、トラヴィスのもともとの気質ということも考えられる。実際犯罪に走る人をドキュメンタリーで追ったらこんな感じなのかもしれません(やっていることは分かるのだけど、彼が何を考えてそうしているのかは分からないという……)。
鬱
セルマは工場に勤めているが、生まれつきの病気のため徐々に視力が衰えてきていた。息子のジーンもまた、遺伝によりセルマと同じ目の病気を持っているので、手術をしなければいずれ失明してしまう。セルマは息子のために懸命に手術費用を貯めていたのだが……。
病気が遺伝すると分かっているのに子供を生んだ……セルマは愚かなのだろうか? いろいろ考えさせられて、鑑賞後にどんよりした気分になります。
ホラー スプラッター
女神イシュタールを崇拝しているエスニック料理店の店主が、若い女性を殺してその体の一部を神に捧げるという凶行を重ねて……。
世界初のスプラッター映画。今観てもかなりエグいです。
詳しくは 【スプラッターの始祖】ハーシェル・ゴードン・ルイス監督の映画 6作品【『2000人の狂人』等】
ちなみに、1度映画界から引退したハーシェル・ゴードン・ルイス監督ですが、2002年に『ブラッド・フィースト 血の祝祭日2a』で30年ぶりに映画界に復帰しました。
『ブラッド・フィースト 血の祝祭日2』では、PART1の犯人と刑事の孫が出てきます。往年の作品に勝るとも劣らないグロ&スプラッター描写(手作り感満載)、そしてツッコミ所がかなりある楽しい映画になっていました。
ホラー スプラッター グロ
ある魔術師が、美女を舞台上で惨殺し、生き返らせるというマジックを行っている。マジックに協力した女性はピンピンしているのだが、しばらくするとマジックと同じ死に方をして……。
こちらもハーシェル・ゴードン・ルイス監督。グロいです。
詳しくは 【スプラッターの始祖】ハーシェル・ゴードン・ルイス監督の映画 6作品【『2000人の狂人』等】
鬱 特におすすめ
マイケル、ニック、スティーブンは地元の友人。彼らはベトナムに徴兵され、戦場で偶然にも再会する。しかしそれを喜ぶ間もなく、3人は捕虜となってしまい……。
約3時間という長い映画なのですが、最初の1時間は正直ちょっと退屈でした(延々と結婚式の映像が続く)。しかし3人がベトナムに行ってから俄然惹き込まれました。命がけのロシアン・ルーレットの緊張感といったら……!
ロバート・デ・ニーロとクリストファー・ウォーケンの演技に痺れます。
詳しくは 戦闘シーンがほとんどないのに恐怖を感じる戦争映画【野火、ディア・ハンター、ジョニーは戦場へ行った、風が吹くとき等】
カルト ブラック・ユーモア
近未来のアメリカでは「デス・レース」が開催されている。「デス・レース」とは、一般市民を轢き殺すと年齢や性別に応じてポイントが加算されるレースで……。
観る前は殺し合いの映画なのかと思っていたのですが、なんと犠牲になるのは一般人……! イカンでしょ……!
アイデア一発勝負といった感じの映画。ブレイク前のシルヴェスター・スタローンが出演しています。
ホラー
シェリルは地下鉄の構内で、仮面をかぶった男に映画の試写会のチケットをもらった。シェリルが友人キャシーと共に映画館に足を運ぶと、中は人であふれ返っていて……。
デモンズはゾンビのように感染するのですが、人間を食べないのがゾンビとの違いです。でもまァ広義のゾンビ映画といってもよさそうです(その他によく分からない怪物も登場しますが……)。
『デモンズ2a』ではブラウン管のテレビからデモンズが登場します(『リング』を先取り……!?)。
ホラー ゾンビ
墓地管理人であるフランチェスコ・デラモルテは、相棒のナギと共に夜毎襲撃してくるゾンビを淡々と撃退していた。そんな彼がある日、運命的な恋に落ち……。
『デモンズ』とは全く無関係。けだるく幻想的な異色のゾンビ映画です。
詳しくは 走らないゾンビ映画 おすすめ10選【80年代中心】死霊のはらわた、ブレインデッド等
クール
改造車を凶器として用いる殺人鬼スタントマン・マイクは、標的の美女を探していて……。
ロバート・ロドリゲスの『プラネット・テラーR』とセットで、グラインドハウスを意識して作られたのだとか。
長すぎるガールズトークにはちょっと辟易しますが、いやらしい踊りとカッコいい音楽、そして女は強い! 所が○。
胸糞
小さな町ドッグヴィルに、グレースという美しい女性が逃げ込んできた。彼女はギャングに追われているようで……。
セットが主に白線という所が実験的で面白いのですが、面白いだけでなく、そのセットがちゃんと効を奏しているのがすごいです。しかし普通に撮ったとしてもこの映画はやっぱり胸糞だったと思います。ラストはスカッとするようで、スカッとした自分にちょっと自己嫌悪……。
続編『マンダレイa』も胸糞ですが、衝撃度は『ドッグヴィル』の方が上かも……。
胸糞
両親を亡くしたミーガンとスーザンの姉妹が伯母の家に身を寄せるが、伯母はミーガンを目の敵にしていて……。
実話が基になっているのだとか。果たして人間はこんなにも残酷になれるものなのだろうか……と怒りと悲しみがわいてきます。伯母は男の子たちには理解者っぽく振る舞っていてそれもなんだか胸糞悪い……。
直接的な描写はそれほど出てきませんが、想像しただけでゲンナリです。
バイオレンス
近未来のロンドン。15歳のアレックスは、仲間と共に犯罪行為ばかりを行っていた。ある時ついにアレックスは殺人を犯して捕まるが……。
「時計じかけのオレンジ」とは、自然のものを機械じかけにする、という意味があるようです。人間をむりやり更生させることは自然に反することではないのか……? しかし、アレックスのような荒くれ者がウロウロしている社会というのも恐ろしいので……難しい問題です。
な行
- 何がジェーンに起ったか
- ナポレオン・ダイナマイト
- 2000人の狂人
- ネクロマンティック
- ノーカントリー
サスペンス
姉ブランチと妹ジェーンの姉妹。ジェーンは子役時代スターだったが、大人になって役者として成功したのは姉ブランチの方であった。ある日ブランチが自動車事故で下半身不随になってしまい……。
妹は確かに狂っているし怖いですが、姉の方に全く非がないかというと……。とことん憎しみ合いながらも、結局最後に頼れるのはお互いの存在……。2人とも寂しかったのでしょうか……?
カルト
ナポレオン・ダイナマイトは冴えない高校生。友人ペドロが生徒会長に立候補し、その応援をすることに……。
ゆる~いコメディ。しかし突如ぶち込まれるキレッキレのダンスシーンが圧巻です。
ホラー スプラッター 特におすすめ
アメリカ南部の小さい村に誘い込まれた3組の男女。そこでは今正にあるお祭りが開催されようとしていた。村民たちに是非お祭りを見物していってくれと乞われ、6人はしばらく村に滞在することにしたのだが、その村にはある秘密があって……。
ヒーハー! 底抜けに明るいスプラッター!
詳しくは 【スプラッターの始祖】ハーシェル・ゴードン・ルイス監督の映画 6作品【『2000人の狂人』等】
ホラー グロ
変わった性癖を持つカップル。しかし男性が女性に捨てられてしまい……。
2人は一体どこで知り合ったのか……そして彼女は同じような性癖の男性とまた出会えるのだろうか……?
性癖性癖いってますが、全くいやらしくないだけでなく、むしろ気色悪い映画ですのでご注意を。
サスペンス
モスはテキサスの荒野で銃撃戦があったと思しき現場に遭遇する。死体の傍で金の入ったブリーフケースを発見し、危険を承知しつつも誘惑に負けてそれを持ち帰ってしまい……。
殺し屋アントン・シガーのキャラに尽きます。「キャトルガン」という牛を気絶させる武器を持って標的を追いかける様子が不気味。ホラー映画でいう所の見せ場はすっ飛ばされてしまうのでちょっと残念ですが、それはそれでまた違う余韻が感じられます。
原題は『No Country for Old Men』……最近の若者はコエー、みたいな感じでしょうか。
は行
- バーニング
- ハードスプラッシャー
- バイオレンス・レイク
- ハイテンション
- 蝿の王
- 吐きだめの悪魔
- バスケットケース
- バタリアン
- 発情アニマル
- パラダイム
- ハロウィン
- ハロルドとモード 少年は虹を渡る
- ピアニスト
- 羊たちの沈黙
- ヒッチハイク
- ヒッチャー
- ビデオドローム
- 人喰族
- ビヨンド
- ビヨンド・ザ・リミット
- ヒルズ・ハブ・アイズ
- ピンク・フラミンゴ
- ファイト・クラブ
- ファスター・プッシーキャット キル!キル!
- ファニーゲーム
- ファンタズム
- ファントム・オブ・パラダイス
- フェノミナ
- 武器人間
- ブラッド・ピーセス 悪魔のチェーンソー
- プラネット・テラー
- ブレインデッド
- ブレードランナー
- フロム・ビヨンド
- フロンティア
- ベイビー・ブラッド
- ペット・セメタリー
- ヘル・レイザー
- ホーリー・マウンテン
- ホステル
ホラー 殺人鬼
キャンプ場の管理人が、子供たちのイタズラから全身火傷を負い……。
80年代は『13日の金曜日』の影響からかスラッシャーホラーが量産されたようで、これもその内のひとつ。パッケージにもなっている「シャキーン」のシルエットが秀逸(というか、それだけの映画といえるかも……)。
ホラー グロ スプラッター B級
妻が出産中に死亡し、子供も亡くなり、突如として孤独になってしまった男性。彼はある日あやしげな本屋で黒魔術の本を見つけて……。
グロ好きにはたまらないグチャグチャ映画。しかしホームビデオのような画質なのであまり怖くありません。
詳しくは ホラー映画の画質や演技などについて思うこと、その他岡本太郎の言葉など
ホラー 胸糞 痛い
あるカップルがキャンプをしていると、地元の若者たちに絡まれて……。
この映画はスプラッターやグロとは少し違って「痛い」です(物理的に)。鑑賞後、「君子危うきに近寄らず」「負けるが勝ち」「蛙の子は蛙」などのことわざが頭をよぎりました。
ホラー スプラッター
女子大生のマリーとアレックスは、試験勉強のためアレックスの実家に泊まり込むことにする。2人が到着した夜、アレックスの家のドアベルが鳴り……。
あとから考えるとちょっと……いや、だいぶ辻褄が合わない部分もあるのですが、残酷描写に勢いがあったので私は許せました。ホラーとはいえ整合性を求める方には合わないかも……。
詳しくは スプラッター! だけど精神的にも怖いフランスのホラー映画【マーターズ、屋敷女、ハイテンションなど】
バイオレンス
飛行機が墜落し、24人の少年たちと怪我を負った機長が無人島に漂着するのだが……。
極限状態で子供たちも必死なのは分かるのですが……人間って一皮剥けばこんなものなのだろうか、と思うと悲しくなります。
ホラー グロ B級
酒屋が古いワインを安く叩き売った所、それを飲んだ人々が次々とドロドロに溶けてしまい……。
ドロドロ人間やら浮浪者やらがたくさん出てくるので全体的に画面が薄汚いです。しかし男性のポロリととれたある部分を浮浪者たちがキャッキャウフフと投げ回したりしてなんだか楽しそう。憎めない映画です。
ホラー カルト スプラッター
ある宿屋に、ドウェインという青年が客としてやってきたが、彼は大きなバスケットケースを抱えていて……。
バスケットケースに入っているあるものが凶悪事件を起こすのですが、そのものとは一体……!? ラストはちょっと切ない……。
ホラー ゾンビ コメディ
軍の細菌兵器により死体がどんどん蘇生して……。
詳しくは 走らないゾンビ映画 おすすめ10選【80年代中心】死霊のはらわた、ブレインデッド等
ホラー 復讐
バカンスに来た女流作家が、その土地の若者たちにひどい目にあわされる。女性は彼らに復讐していくことに……。斧シャキーン! に痺れます。
詳しくは 女性が襲われて本人や家族が復讐する映画9作【鮮血の美学、発情アニマルなど】
ホラー 異世界
古い教会で、透明の容器に入った緑色の液体が発見された。その液体を大学の教授や研究生たちが分析することになったのだが……。
何者かに魅入られた女性の顔がちょいグロく変貌します。異世界(?)との交信方法も面白いです。
ホラー 殺人鬼
1978年のオリジナル版。リメイク版Rも怖いのですが、家族のことにあまり触れないオリジナル版の方が怖さが上のような気がします。80年代ホラーに比べるとちょっと地味ですが、やりすぎていない分品位があるともいえるのかも……。
カルト こじらせ
19歳のハロルドは狂言自殺を繰り返し、霊柩車に乗っているちょっと変わった少年。彼は趣味の葬式見物に出かけるが、自分と同じように葬式を傍観しているおばあちゃんの存在に気付き……。
ハロルドの狂言自殺の方法が多彩で面白いです(首吊り、銃、ハラキリなど)。そして生きることを謳歌しているおばあちゃん、モードがとてもチャーミングです。モードはハロルドに、そしてハロルドはモードに、どんな影響を与えるのか……。
鬱 胸糞
真面目なピアノ教師のエリカには人に言えない性癖があった。年下の学生に告白され、彼に思い切って自分がしてほしいことを打ち明けるのだが……。
お互いに「思ってたのと違う!」となった感じ。相手に理想を押し付けて、その理想が崩れたら幻滅して……。しかし若く積極的な彼はすぐに別の相手を見つけるだろうが、長年自分の気持ちを押し隠してきたエリカは……。ラストの表情は凄まじい。
サスペンス
FBIアカデミーの訓練生クラリスは、ハンニバル・レクター博士に会うために精神病院を訪れる。レクターは患者を9人も殺し、しかも食べたという異常な殺人犯であるが、天才的な精神科医でもあった。クラリスは、若い女性の皮を剥ぐ連続殺人犯バッファロー・ビルのプロファイリングをレクターに依頼するのだが……。
ハンニバル・レクター博士の存在感がやはりすごいです。ホラー好きなら続編『ハンニバルR』もお気に召すかも……。
サスペンス
夫婦がキャンピングカーで旅をしていると、ある男がヒッチハイクをしてきて……。
詳しくは 女性が襲われて本人や家族が復讐する映画9作【鮮血の美学、発情アニマルなど】
ホラー 殺人鬼
1986年のオリジナル版。車を運転していたジムはヒッチハイカーを拾う。ジョン・ライダーと名乗ったその男は、ナイフでジムを脅してきたので、ジムはジョンを叩き出す。しかしそれ以後、ジムが行く先々でジョンが人を殺していき……。
何故男がジムを執拗に追いかけてくるのかが分からなくて不気味。○○の中に指が……! はまるで悪夢のようです。
カルト グロ 特におすすめ
過激な番組を売りにしているケーブルTV局。その局の社長であるマックスは、社員が偶然見つけたというスナッフビデオ「ビデオドローム」に興味を惹かれ……。グロファンタジック(?)な映像が印象的。
詳しくは 【80年代邦画中心】おすすめのカルト映画 厳選9作【狂い咲きサンダーロード、太陽を盗んだ男、鉄男など】
ホラー スプラッター ゴア 悪趣味
女性学者とその弟、女友達の3人組が、人喰族の調査をするべくアマゾンの奥地を訪れたのだが、道中車が故障してしまい……。
数ある『食人族R』の亜流の中で、残酷度が極めて高いという評判がありますが、確かにものすごかったです。ただまァそれだけといえばそれだけの映画です(あ、でもオチはちょっと捻りがきいていてよかったかも)。
お好きな方は是非どうぞ。
アマゾンでも楽天でも商品が見当たらず……。レンタルではあると思いますのでご覧になりたい方は探してみてください。
ホラー ゾンビ 特におすすめ
ホテルに滞在していた画家が、硫酸をかけられるなどの凄惨なリンチを受けて殺害されるという事件が起こる。それから数十年後、そのホテルを相続した女性ライザは、ホテルの営業を再開するべく改修工事に取りかかるのだが……。
詳しくは 走らないゾンビ映画 おすすめ10選【80年代中心】死霊のはらわた、ブレインデッド等
ホラー スプラッター グロ 異世界 特におすすめ
「永遠の心臓」を巡り、前半は現代のマフィアの話、後半は中世の宗教の話が展開していき……。
ドイツの鬼畜映画監督といわれるオラフ・イッテンバッハのスプラッター映画。
詳しくは 【60~00年代洋画】おすすめのホラー映画 厳選7作【ヘル・レイザー、マーターズ、悪魔のいけにえ等】
ホラー
砂漠地帯をキャンピングカーで移動する家族。道に迷った挙げ句、車のタイヤがパンクしてしまう。途方に暮れている家族に追い討ちをかけるように、ある異形のものが襲いかかり……。
『サランドラa』という映画がオリジナル。映画をリメイクしても、大抵オリジナルを超えられないことが多い気がしますが、これについては私はリメイクの『ヒルズ・ハブ・アイズ』の方が面白かったです。
しかし個人差があるかと思いますので、気が向いたら両方ご覧になってみてください。
カルト 悪趣味
巨漢のドラァグ・クイーン、ディヴァインとそのちょっとおかしな家族に、マーブルという夫婦が「自分たちこそ世界で一番下品な家族だ!」という挑戦状を送ってきて……。
「世界一お下劣な女」という称号が憧れの対象になっているという世界観が面白い。時代や場所が変われば美の概念も変わるということだろうか……といいつつ、やはりやりすぎのお下劣対決にはついていけない。特にラストの本物の○○食いにはドン引き。
サスペンス
男性が出張中に、自宅で爆発事故が起きる。男性は、飛行機の中で知り合ったタイラー・ダーデンに助けを求めて……。
高価な家具や衣服に囲まれているにもかかわらず、心は満たされずに不眠症。重病患者の会に患者のふりをして出席し泣く、殴りあった痛みで生きていると実感する……と、ここまで病んでいなくとも、現代人なら誰もがちょっと理解できる気持ちかもしれません。
消費社会に疑問を抱く男性の行く末は……。
カルト バイオレンス 特におすすめ
3人の性悪ゴーゴー・ダンサーが、背骨をへし折って男性を殺したり老人のお金を盗もうとしたりと悪行三昧!
ストーリーはなんてことないのですが、とにかくなんだか激しい。特に主人公のヴァーラが強くておっかない。「Welcome to violence!」からのゴーゴー・ダンスシーンはかっこよすぎて痺れます。
サスペンス 胸糞
ある一家が休暇を過ごすために別荘にやってきた。母が台所に立っていると、ひとりの青年が「卵を分けてほしい」と訪ねてきて……。
内容も不快なのですが、監督がホラー映画ファンを小馬鹿にしているのが所々で見てとれて、その不快度が更に上乗せされています。
ホラー オカルト
少年マイクは、兄の友人の葬式の後に奇妙な人物を目撃する。異常に背が高いその男は、棺をかついで車に放り込み……。
少年が見ている悪夢なのか、それとも……!? 自動で追跡してくる銀の球が見所。
カルト
若き作曲家ウィンスロー・リーチは、音楽プロデューサーのスワンに曲を盗まれ、その上無実の罪で刑務所に投獄されてしまい……。
この映画のすごい所は、刑務所からの脱獄やオーディションシーンなど、重きを置かない部分が大胆に省略されていることではないかと思います。そのはしょり方がまた粋です。終盤はちょっとホラーチック。
ホラー 殺人鬼
少女を標的にした連続殺人事件が起こっている町に、虫と交信できる美少女ジェニファーが引っ越してきて……。
ヒロインの設定だけでも虫との交信、女優の娘、夢遊病、美少女だがわりと気が強い……とてんこ盛りな感じなのですが、その他にもサルが活躍したり蛆虫の×××が出てきたりとひっちゃかめっちゃか。アルジェント監督は美少女をいぢめるのが本当にお好きなようです……。
ホラー グロ
第二次世界大戦末期、ドイツへ潜入したソ連軍は、古びた教会で大量虐殺が行われたあとを発見して……。
手持ちカメラを使ってドキュメンタリー風に撮影するPOVという方式の映画。私はどうもPOVにあまりハマれないのですが(画面が揺れて酔う)、この映画はかなりグロいシーンがあって印象に残っています。ただやっぱり普通の方式で撮ってほしかった……せっかくの武器人間をもっとじっくり映してほしかったです。
ホラー スプラッター グロ 特におすすめ
ヌードパズルをしている少年を母親がとがめる。少年は斧で母親を惨殺するが、脅えて隠れていたふりをして罪を逃れる。その40年後、ある大学の構内で連続殺人事件が発生し……。
女性の体をパズルのように繋ぎ合わせるという犯人の目的も異常だし、殺害方法や死体もエグい。しかしそれだけでなく、突然カンフーの先生が出てきたり(『キャビン・フィーバーa』のパンケーキの元ネタはこれなのだろうか……?)、ラストで主人公が唐突にひどい目にあったりと訳が分からないシーンがいくつかあって、ちょっとカルト的な雰囲気をかもし出しています。
ホラー ゾンビ
ゴーゴーダンサーのチェリー・ダーリンは、元恋人のレイと再会し、ドライブすることに。その頃、軍の開発した生物兵器のガスが誤って噴出し、町中に広がってしまった。それを吸った人々はゾンビのようになり……。
筋だけ見ればよくあるゾンビ映画という感じですが、この映画がそれらとは一線を画しているのは、「もうこのへん、お約束だから分かるでしょ」という所がバッサリと省略されています(『ファントム・オブ・パラダイス』のはしょり具合と同じ位鮮やか!)。
そしてゾンビよりも、人間がいかにカッコよくゾンビを倒すか……に焦点が当てられている気がします。しかしゾンビのグロさもなかなかのものです。
ホラー ゾンビ スプラッター
ある女性が動物園でサルに噛まれる。するとその女性はしばらくしてからゾンビ化し……。
血のりの量が多すぎてもはやコメディ。
詳しくは 走らないゾンビ映画 おすすめ10選【80年代中心】死霊のはらわた、ブレインデッド等
SF
近未来では「レプリカント」と呼ばれる人間そっくりの人造人間が製造され、危険だったり過酷だったりする仕事に従事していた。彼らの内には感情が芽生え、人間に敵対するようになる者もいた。そういった反逆分子を抹殺するのが「ブレードランナー」の仕事である。優秀なブレードランナーであるデッカードは、あるレプリカントたちの抹殺を命じられるのだが……。
感情が芽生え、肉体的な痛みも感じる彼らは、果たしてただの機械といえるのだろうか……? 物語もさることながら、アジアンチックな街並みなど近未来の世界観も素敵です。
ホラー SF 異世界
ある脳科学者が作った装置により、別の次元から怪物が現れて……。
おでこから何かを生やす男性が見ものです。
ホラー スプラッター
暴動の混乱に乗じて強盗をしようとする5人の若者たち。しかし計画は失敗し、仲間の内の1人がケガを負ってしまう。彼らは二手に別れて、国境近くの宿屋で落ち合うことにするのだが……。
フランス版『悪魔のいけにえR』といわれることがあるようですが、それはちょっとハードルを上げすぎかも……。しかし血の量は半端ないです。また、ヒロインが恐怖のあまり生まれたての子馬のようになってしまう姿に、不謹慎ですがちょっと笑ってしまいます。
詳しくは スプラッター! だけど精神的にも怖いフランスのホラー映画【マーターズ、屋敷女、ハイテンションなど】
ホラー スプラッター グロ
サーカス一座で猛獣使いをしている女性ヤンカ。ある日豹の体が突如爆発し、そこから這い出してきた蛇のような生物がヤンカの胎内へ寄生してしまう。ヤンカは謎の生物に命ぜられるままに、次々と殺人を犯していき……。
2000年代のフレンチホラーはシリアスなスプラッターホラーが多いですが、こちらは1990年のフレンチホラーです。グチャグチャのドロドロではあるのですが、お腹の中の生物とテレパシーで会話したりする所がなんだかシュール。後年の『ブレインデッド』に通ずるちょっとコミカルなノリがある気がします。
詳しくは スプラッター! だけど精神的にも怖いフランスのホラー映画【マーターズ、屋敷女、ハイテンションなど】
ホラー オカルト
ルイスは家族と共に田舎町に引っ越して来た。ある日飼っていた猫が死んでしまい、猫を近所の墓地に埋めた所、翌日猫が生き返ってきて……。
一番怖いのが本編にあまり関係ない妻の姉の風貌だったりして……。それと幽霊が飛行機に乗っている所はちょっとコントっぽくて笑ってしまいました。しかしそういいつつも、全体的には結構怖いです。
ホラー スプラッター グロ 異世界
フランクは、ある日露店で「ルマルシャンの箱」といわれるパズルボックスを手に入れる。そのパズルを解くと究極の快楽を味わうことができるという。そしてフランクがパズルを解いた所……!?
唯一無二の「SMゴシックホラームービー」!
詳しくは 【60~00年代洋画】おすすめのホラー映画 厳選7作【ヘル・レイザー、マーターズ、悪魔のいけにえ等】
カルト
キリストのように磔にされた男が、十字架から降り、紆余曲悦を経て高い塔の頂上に辿り着く。そこには錬金術師がいて……。
『エル・トポa』のアレハンドロ・ホドロフスキー監督作品。『エル・トポ』より更に理解不能です。ストーリーというより、イメージの羅列といった方がいいかも……。途中出てくる「ラブマシーン」が強烈です。
ホラー グロ ゴア
バックパッカーの若者3名が、女性目当てにスロバキアを訪れて……。
昔のホラー映画と違い、2000年以降のホラー映画はリアルで硬質なものが多い気がします。この映画も、もしかしたら異国の地ならあり得るのかも……と思えてきてゾッとします。金持ちの変態は恐ろしい……。
ま行
- マーターズ
- マッキラー
- マッドマックス
- マニアック
- ミザリー
- ミスト
- ミッドナイト・ミート・トレイン
- 未来世紀ブラジル
- ムカデ人間
- メメント
- モンスター
ホラー スプラッター 特におすすめ
廃工場から丸坊主&傷だらけの女の子が逃げ出してくるという不穏なシーンから今作は始まる。そしてそれから15年後……。
哲学的な香りが漂う鬱スプラッターです。
詳しくは スプラッター! だけど精神的にも怖いフランスのホラー映画【マーターズ、屋敷女、ハイテンションなど】
ホラー 殺人鬼 ジャッロ
田舎町で、少年が被害者の連続殺人事件が発生し……。
イタリアンホラーの内のジャッロに入るようですが、殺害場面はほとんど出てきません(子供が被害者なので、さすがのルチオ・フルチ監督も気が引けたのでしょうか……?)。
その代わりに犯人がひどい目にあうところが執拗に描写されます。また、途中で何の関係もないのに吊るし上げられてしまう人物がいるのですが、その場面も凄惨です。どこの国でも村社会っていやですね……。
アクション
近未来では、暴走族による凶悪事件が多発していた。警官マックスは、暴走族のひとりを追い詰めて事故死させたことにより、暴走族につけ狙われるようになり……。
続編の世紀末的な「ヒャッハー!」感の方が人気がありそうですが、私はPART1のラストのちょっと胸糞な感じが好きです。
ホラー 殺人鬼 特におすすめ
ニューヨークを徘徊し、連続殺人を犯しているフランク。彼は女性のあるものを集めていて……。
1982年のオリジナル版。リメイク版Rもいいのですが、イライジャ・ウッドだとかっこよすぎてマザコン男の狂気と悲哀があまり伝わってきません。やはりオリジナル版を是非。
詳しくは 【60~00年代洋画】おすすめのホラー映画 厳選7作【ヘル・レイザー、マーターズ、悪魔のいけにえ等】
サスペンス
人気作家のポールは吹雪の中車を走らせていて雪道から転落してしまう。アニーという女性に命を救われるポール。アニーはポールの書いた小説「ミザリー」シリーズの大ファンで……。
作家本人というより、作家の書いた小説に思い入れがあり、それを何が何でも自分の願うとおりの展開にさせようとするアニー。言動がイッチャッてて恐ろしいです。
ホラー 鬱
デヴィッドは息子と共にスーパーマーケットに買い物に行く。するとスーパーマーケットが霧に囲まれ、しかも霧の中では何かが蠢いていて……。
モンスターは結構B級感がありますが、この映画はそういった怖さではなく、追い詰められた状況下において人間の判断能力が低下するという怖さを描いているといえそうです。何事も最後まで諦めてはいけないという気持ちになります。
ホラー スプラッター グロ 異世界
写真家のレオンは、ひょんなことから地下鉄内連続殺人事件の犯人と思われる男を追うことになり……。
血が飛び散りますが、手作り感がなくて小ギレイな感じなのがちょっと残念。ラストも……???
しかし解体屋の体にできたイボのようなものや、電車の中に○○がつられている光景はインパクトがありました。
カルト SF
情報局に勤めるサムは、夢に出てきた美女とそっくりの女性に出会い……。
近未来的な小道具や、モグリのダクト修理屋なる職業(?)が面白い。ラストは二転三転して……果たしてハッピーエンドか、バッドエンドか……!?
ホラー グロ
引退した外科医のヨゼフ・ハイター博士は、ムカデ人間を作ることを夢見ていて……。
PART1は割とほのぼのとした雰囲気で、あまり怖くありません。
『ムカデ人間』シリーズで最凶なのはなんといってもPART2です。ハイター博士に憧れている主人公・マーティンの狂人ぶりがすごすぎます。猟奇度も汚さもダントツです。白黒でよかったと思う反面、白黒だからこその怖さや緊張感もあるのかも……。
『ムカデ人間3R』は……観なくてもいいかも……。
サスペンス
記憶障害のため10分間しか記憶を保つことができないレナードは、メモや体に刻んだタトゥーを頼りに、妻を殺した犯人を追うのだが……。
主人公が記憶障害という設定も奇抜ですが、映画の構成も奇抜で、時系列が逆になっています。しかしそういった構成の妙だけではなく、ストーリーもきちんと面白いです。
サスペンス
娼婦アイリーンは自殺するつもりでいた。最後の一杯を飲もうとバーに入った所、セルビーという若い女性と知り合い……。
実在した殺人犯をモデルにした映画。まっとうに生きようとしても、社会は一度レールから外れた者を受け入れてくれるほど寛大ではなかった。世間知らずの若い恋人は泣いてばかりで自らは何もしようとしない……。
一歩間違ったら自分もアイリーンのようになってしまうのでは……と思うと恐ろしく、そして哀しくなります。
や行
- 屋敷女
- 遊星からの物体X
ホラー スプラッター ゴア
数ヶ月前に夫を自身の運転する車の衝突事故で亡くしたサラは、出産を間近に控えていた。クリスマス・イヴの日、サラの家に「電話を貸してほしい」と女が訪ねてきて……。
残酷描写がえげつないです。しかしどこかスタイリッシュに感じるのはフレンチホラーだからでしょうか……(先入観)?
レンタルだと一番ショッキングなシーンにはモザイクがかかっているので、ツワモノはセル版をどうぞ。
詳しくは スプラッター! だけど精神的にも怖いフランスのホラー映画【マーターズ、屋敷女、ハイテンションなど】
ホラー SF
南極のアメリカ軍基地に1匹の犬が逃げてくる。犬を追っていたノルウェー軍の基地を調べに行くと、彼らは無残な姿に変わり果てていて……。
「それ」の形状や生態が見所ですが、疑心暗鬼になっていく人間の心理状態も描かれていて恐ろしいです。
ら行
- リトルトウキョー殺人課
- レクイエム・フォー・ドリーム
- レポマン
- ローズマリーの赤ちゃん
アクション
ロサンゼルスの日本人街、リトルトウキョー。ケナー刑事と、その新しい相棒であるジョニー刑事は、ジャパニーズ・ヤクザ「鉄の爪」について探っていくが……。
ムキムキのドルフ・ラングレンと、ブルース・リーの息子ブランドン・リーが出演。という訳でアクションが見所……といいたい所ですが、それよりも間違った日本文化を楽しむための映画(ヤクザが自ら首をゴキッと折って自殺したり、「盆栽クラブ」という店で女相撲が行われていたり……)。最後の決戦はもはやコメディ。
鬱 特におすすめ
お金欲しさに麻薬の売買をするハリー。自身も次第に中毒になっていき……。またハリーの母も、ダイエットのために飲み始めた薬のため精神状態が不安定になり……。
撮り方がオシャレなので最初はポップな映画のように感じますが、物語はどんどん恐ろしい方向に……。特に「テレビに出ることが一世一代の夢」という母親が堕ちていく様は切なすぎます。息子がいても埋められない孤独やさびしさがあったのかもしれません……。
カルト
職場をクビになったオットーは、ローン未払い客の車を回収する「レポマン」という職業の男と知り合い、自分もレポマンとして働くようになる。ある日1台の車を回収すると、そのトランクに宇宙人の死体が入っていて……。
なんだかサッパリ分からない。さすがカルト映画、という感じなのですが、なぜかラストに妙な感動を覚えます。とにかく不思議な映画。イギー・ポップによるテーマ曲など音楽もカッコいいです。
ホラー オカルト
ローズマリーと夫のガイは、ニューヨークのアパートに引っ越してくる。ある日、隣人夫婦の養女が飛び降り自殺をして……。
映像的なショックシーンというのは全くといっていいほどないのですが、夢か現実か分からないようなシーンがあって薄気味悪いです。周囲がおかしいのか、それとも……? という点でも不安な気持ちにさせられます。
わ行
- 私が、生きる肌
- わらの犬
- 悪い種子
サスペンス
形成外科医ロベルの家の一室に、美しい女性が閉じ込められていて……。
ロベルの家族のことが明かされていき、点と点が繋がり線になった時の驚き、そしておぞましさ……! 全てを知ってから再度鑑賞すると、1度目とは全く違った印象を受けると思います。
バイオレンス サスペンス
1971年のオリジナル版。数学者デイヴィッドは、美しい妻エイミーと共にアメリカからイギリスに引っ越した。妻の故郷でもあるその田舎で、デイヴィッドは平和に暮らすことを望んでいたのだが……。
我慢が限界を超えてブチ切れる瞬間の人間ってきっとこんな感じなんだろうな……と思わせられます。自分はただ静かに暮らしたいだけなのに、周囲がそうさせてくれない……。揉めごとのない場所はどこにもないのでしょうか……?
サスペンス
8歳のハツラツとした少女、ローダ。ある日、ローダの同級生が桟橋から落ちて溺死するという事件が起きたのだが、ローダは特に悲しむ様子もなくケロッとしていて……。
現代では「子供はかわいいばかりではない」というのは至極当然の概念かもしれませんが、公開当時(1957年)はかなりショッキングだったのではないでしょうか。子役の方の演技がうますぎて、ローダが本当に憎たらしく思えてきます。
あとがき
100作ではちょっと足りない、200作では多すぎる……ということで、間をとって150作の映画を紹介してみました。
好きな映画をピックアップし、順位をつけていくのにかなり時間がかかりました。また記事を書き始めてからも、順位をコロコロ変えたり、ゴダールを1作くらい入れておいた方がカッコがつくのでは……と悩んだりして、遅々として進まず……(結局ゴダールは入れませんでした……私にはやはり難解すぎる気がして……)。
しかしどうにか形にすることができました(今後もちょくちょく入れ替えを行うとは思いますが……)。
これまで観た映画の順位を考えたことはなかったので、大変でしたが面白くもありました。
この記事がどなたかのご参考になりましたら幸いです。
追記 後に6作足したので156作になりました。
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