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乳がん(HER2型)でかかった医療費など

time 更新日:  time 公開日:2019/05/29

  • 乳がん(HER2型)でかかった医療費を載せています。
  • 金額は自己負担額(窓口で支払った金額)です。
  • 細かい飲食代や消耗品代、診察費などは省略しています。
  • 特に断りのない項目は市立病院で行った検査や治療です。
  • 2020年7月時点での金額です。将来は値上がりする可能性があります。また自治体や医療機関により金額に差がある可能性があります。

検査費用

超音波(エコー)検査(市の検診)1,200円
マンモグラフィと超音波(エコー)検査(クリニック)5,410円
マンモグラフィと超音波(エコー)検査5,210円
MRI8,390円
超音波ガイド下マンモトーム生検23,330円
骨シンチグラフィ19,440円
CT6,180円
血液検査など5,230円

小計

74,390円

入院・手術費用(右胸全摘、丸1週間)

入院、手術費用84,350円
食事代8,280円(1食460円)
レンタル寝巻きとタオル3,500円(1日500円)

小計

96,130円


高額療養費の限度額適用認定証を入手しておいたので助かりました。でなかったら窓口で20万以上払って、後で還付請求することになります。後で還ってくるとはいっても、やはり一時的にでも高いお金を支払うのは痛いし、請求も面倒くさそう+時間もかかりそうなので、がんといわれたらひとまず高額療養費の限度額適用認定証は入手しておいた方がいいです。

高額療養費の注意点

複数の病院にかかった場合は別会計。同じ病院でも入院と外来は別会計。入院なら入院、外来なら外来だけで限度額を超えないと適用されない。ただしそれぞれが21,000円を超えると合算できる。

詳しくは まだまだ知られていない高額療養費世帯合算で家族みんなの医療費を減らす裏ワザ

ウィッグなどの費用

ウィッグ(フォンテーヌで購入)41,040円
AD&F WIG シャンプー+トリートメントセット2,780円
AD&F WIG デオドラントミスト1,620円
アンダーキャップ1,620円
家用の帽子2,160円
キャスケット1,487円
つばのない帽子1,450円
インナーウィッグ レイヤーショート4,900円
インナーウィッグとは

下半分だけのウィッグ。詳しくは下記の記事をご覧ください。

抗がん剤で坊主+かつら(ウィッグ)生活

小計

57,057円


ウイッグは高いですが(これでも安い方で、相場だともっと高い)、私が住んでいる市では、抗がん剤による脱毛でウィッグが必要になった場合助成金が出る制度があって、請求したら3万円もらえました。
こういった公的なサービス(?)があるかもしれないので、がんといわれたら市役所や福祉センターなどに相談にいくといいと思います。

抗がん剤 EC療法 4クール

抗がん剤の金額は体重により変わります。私の体重は37~40キロくらいです。

1クール目

1回目EC療法(1泊2日の入院)49,640円
診察 + グラン(好中球数などが落ちたため注射)3,170円

2クール目

2回目EC療法17,970円
吐き気止め(イメンド、デカドロン、ノバミン、ドンペリドン)、抗生物質(レボフロキサシン)2,870円
ジーラスタ(好中球数などを下げないための予防注射)32,280円

3クール目

3回目EC療法16,590円
吐き気止め(イメンド、デカドロン、ノバミン)2,510円
ジーラスタ(好中球数などを下げないための予防注射)13,890円

高額療養費の限度額認定証のおかげで、ジーラスタが2クール目よりだいぶ安く済みました。

4クール目

4回目EC療法17,950円
吐き気止め(イメンド、デカドロン、ノバミン)2,510円
ジーラスタ(好中球数などを下げないための予防注射)32,280円
発熱のため診察・血液検査2,420円
抗生物質(レボフロキサシン)620円
発熱のため診察・血液検査1,070円
解熱剤・胃薬(ロキソプロフェン・レバミピド)390円
発熱のため診察・血液検査2,170円
抗生物質(レボフロキサシン)620円

小計

198,950円


抗がん剤も高いですが、好中球数などを下げないためのジーラスタという注射が1本3万円強……!
しかし1回目のEC療法投薬後2週間経った時の血液検査で、好中球数 135 / μL、白血球数 1100 / μ1 と、骨髄抑制のグレード分類によると死の一歩手前まで好中球数などが下がってしまったため、その後はやむを得ずジーラスタを打つことに……(EC投与後、2日後にジーラスタを打ちに行くというスケジュールでした)。

しかし高いだけあってよく効くようで、3回目のEC投薬前の血液検査では、好中球数 5373 / μL、白血球数 7300 / μ1 と増えすぎるくらい増えていました。

4クール目は発熱が続いてちょっと大変でした……(予定されていたドセタキセル+ハーセプチンが延期に……)。

関連記事

抗がん剤 ドセタキセル+ハーセプチン 4クール

1クール目

1回目ドセタキセル+ハーセプチン(1泊2日の入院)80,510円
診察 + グラン(好中球数などが落ちたため注射)3,170円

2クール目

2回目ドセタキセル+ハーセプチン32,950円
吐き気止め(デカドロン、ノバミン)460円
ジーラスタ(好中球数などを下げないための予防注射)11,450円

自己負担限度額の軽減が発動したようで(直近12ヶ月の間に高額療養費の支給を3ヶ月以上受けた場合に該当……3ヶ月は連続していなくても可)、通常なら3万円以上かかるジーラスタをだいぶお得に受けることができました。

3クール目

3回目ドセタキセル+ハーセプチン0円
吐き気止め(デカドロン、ノバミン)460円
ジーラスタ(好中球数などを下げないための予防注射)0円

2クール目と同じ月に受けたため、ドセハー+ジーラスタが0円に……! これはかなり助かりました。

4クール目

4回目ドセタキセル+ハーセプチン32,710円
吐き気止め(デカドロン、ノバミン)460円
ジーラスタ(好中球数などを下げないための予防注射)11,690円

4クール目も自己負担限度額の軽減のおかげで、ジーラスタのお値段がだいぶ安く済みました。

小計

173,860円

ハーセプチン 残り14回(全18回)

5回目ハーセプチン(心臓超音波検査代などを含む)26,960円
6回目ハーセプチン17,440円
7回目ハーセプチン21,230円
8回目ハーセプチン21,230円
9回目ハーセプチン(心臓超音波検査代などを含む)26,960円
10回目ハーセプチン17,440円
11回目ハーセプチン21,230円
12回目ハーセプチン(エコー検査代などを含む)26,750円
13回目ハーセプチン17,650円
14回目ハーセプチン(心臓超音波検査代などを含む)23,150円
15回目ハーセプチン20,510円
16回目ハーセプチン20,510円
17回目ハーセプチン20,510円
18回目ハーセプチン(心臓超音波検査代などを含む)26,240円

6回目、10回目、13回目は自己負担限度額の軽減により、1万円台で済みました。

合計金額

908,197円


医療保険に入っていたので、手術代やその際の入院費はほとんどまかなえたのですが、抗がん剤やジーラスタが高い……! という訳で50万円くらいは自腹を切ることになりそうです(恐らく総額は100万円超えるかどうかという感じ)。。。
がん保険に入ったりがん特約をつけたりしておかなかったのが悔やまれます……。まァでも保険って総額だとかなりお高くなりますので、元をとるのは結構大変ですし、その分貯めておいた方が請求などの手間もかからないので、きちんと貯めておける人はその方がいいのかも……?

治療が終了しました

2020年7月、18回目のハーセプチンを受け、ひとまず治療が終了しました。今後は半年に一度検査を受ける予定です。
治療費はやはり予想していた通り100万円弱といった所でした。ハーセプチンが高いのが痛かったですね……。しかしHER2型ではメインともいえる薬なのでしょうがありません……。

この記事がこれから乳がんHER2型の治療を行う方のご参考になれば幸いです。

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