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「将棋の森」(吉祥寺)に行ってみた感想

time 更新日:  time 公開日:2018/10/26

将棋の森(吉祥寺)ホワイトボード

将棋の森」とは、東京吉祥寺にある将棋スペースです。
女性や初心者でも気軽に将棋を楽しめる」をコンセプトにしているそうで、実際に行ってみた所確かに居心地よく感じられる空間でした。

以下で詳しく感想などを書いていこうと思います。

「将棋の森」の場所

吉祥寺駅から歩いてすぐの所にあります。方向音痴の私でも迷うことなく辿り着けました。

詳しい道順は「将棋の森――アクセス」をご覧ください。

「将棋の森 森の道場」とは

将棋の森
将棋の森

「将棋の森」では、平日は将棋講座、土日は将棋道場森の道場)を行っています。
将棋講座は会員になったり申し込んだりする必要がありますが、将棋道場は誰でも気が向いた時に指しに行くことができます。

時間は13時~17時入場料は2000円です。

月に数回行われている「大人の道場」

実は昨年くらいから「将棋の森」の存在は知っていて、行ってみたいという気持ちはあったのですが、

  • 子供が多そう
  • 家から結構遠い
  • すぐに飽きるかもしれない(昨年は将棋を始めたてだったので)

などと考えてなかなか足が向きませんでした。

しかし先日、久々に「将棋の森」のWebサイトを見てみた所、以前にはなかった「大人の道場」なるものが行われていることを知りました。

大人と指せるならいいかもしれない……最近伸び悩んでいるし(将棋ウォーズの3級で停滞中)……まだしばらくは将棋を続けそうでもあるし……ということで、ついに重い腰を上げたという訳なのでした。

注意:「○○先生登場!」と書いていない日は指導対局はできない

「将棋の森」トップページにGoogleカレンダーが表示されています。
そこに「森の道場」や「大人の道場」などと書いてあるので、それをポチッと押します。

将棋の森(吉祥寺)カレンダー

するとただ単に「大人の道場」などと書いてある日と、「大人の道場 ○○先生登場!」と書いてある日があるのが分かります。

ただ単に「大人の道場」などと書いてある日の説明にも、

受付でご意向を伺いますので、研究将棋や指導将棋をじっくり落ち着いて指したい方、通常の道場スタイルで指したい方、それぞれその旨お伝えください。
将棋の森Webサイト

と書いてあったので特に気にしていなかったのですが、当日受付の方に「指導を受けたい」とお願いした所、「今日は先生がいないので指導対局はできない」とのご返答でした……。
ですので、通常の対局というより、「上手な方に教えてもらいたい」というのが目的であれば、事前にGoogleカレンダーをチェックして「○○先生登場!」と書いてあるかどうかをチェックした方がいいでしょう。

ちなみに指導対局を受ける場合、多面指しで、先生は大学の将棋部の方ということです(「スタッフ紹介」という項目に載っている方々なのかもしれません)。
また、道場の入場料以外に指導対局料が別途かかることはないそうです。

いざ、道場破り(?)

将棋の森(吉祥寺)入口

入り口はこのような感じです。

マンションの一室なので、勝手に入っていいものか分からず呼び鈴を押してしまいました(その後は開け放しになっていたので、恐らく勝手に入ってよかったようです)。

受付で氏名や棋力(町道場や将棋ウォーズでの段級位など)をカードに記入し、対局相手が決まるまでしばし待ちます。

将棋の森(吉祥寺)本棚

休憩スペースには本棚があり、将棋の本がたくさん並んでいます。それを読んだり、飲み物を飲んだり(受付でペットボトルのお水やお茶を売っています)していると、受付の方に名前を呼ばれます。
それから対局相手の方と一緒に席につきます(空いている席を自分で選べます)。

将棋の森(吉祥寺)将棋盤

席は20組近くあったでしょうか。それらが全て埋まっていたとしたら少し窮屈に感じるかもしれませんが、私が行った日は1組ずつ間が空いているくらいのお客さんの入り具合であったので、体が動かしづらいとか隣の会話が気になるとかそういったことはありませんでした。

対局が終わったら感想戦のようなことをひとしきり行い、その後勝者が自分の分と相手の分のカード(受付で記入したものです)を持って受付に行きます。
そこで勝者のカードには白丸のスタンプが、敗者のカードには黒丸のスタンプが押されて返ってきます。

それが終わったらまた休憩スペースで次の対局相手が決まるまで待機します(混み具合などによってまちまちかと思いますが、私の場合は長い時で10分くらいでした)。

気になったことなど

  • 女性・初心者歓迎とはいうものの、やはり女性客の数は少なく、8割方男性客でした。ただこれは競技人口の比率的に仕方がないことなのでしょう。というか、2割程度女性客がいるのも実はすごいことなのかも……(後述しますが、その後行った近所の町道場には女性客は1人もいませんでした)。
  • 対局に時間制限がありませんでした。ですので、いくらでも考えられていいといえばいいのですが、相手もものすごく長考する可能性があります。私の場合、2局目のお相手の方が長考する方で、終局まで2時間近くかかりました……。
  • 「将棋の森 道場」では、5~6局指してから棋力が判定されることが多いそうです。で、私の場合は3局しか指せなかったので、その日は棋力の判定はありませんでした。13時半前には到着していたので3時間強いたのですが、やはり2局目の対局で少し時間をとられすぎた感があります(3局目はかなりの早指しで、感想戦のようなことも行えませんでした)……。

その後近所の町道場にも行ってみた

なんだか一度「将棋の森」に行ったことで勢いづいて、その数日後に近所の将棋道場にも行ってみました。
ヘボ将棋指しがノコノコ来るんじゃねえ!」と有段者のおじさんに怒られたらどうしようとビクビクしていたのですが、席主の方もお客さんも皆優しく楽しい方ばかりだったので、「なんだ、もっと早くこの道場に来ればよかった」という気持ちになりました。

駒落ちの対局でもバンバン負けまくったのですが、上手な方にアドバイスを頂くこともできて、「そうそう、これを求めていた!」という感じでもありました。
もちろん同じくらいの棋力の方と指すのも楽しいのですが、それだったら正直ネット将棋でことたりるような……という。

それに近所の町道場にはきちんと1局の時間制限(持ち時間25分ずつで、時間が切れたら30秒)がありましたし、道場自体の営業時間も「将棋の森」より少し長い、しかも安い(私が行った所は800円でした)……!

という訳で、「はじめから近所の町道場に行ってもよかったかな……」という気がしないでもないのですが、女性や初心者を歓迎している「将棋の森」というワンクッションを経たからこそ町道場に行く勇気が出たというのもあるので、やはり「将棋の森」のようなスペースは必要かと思います。

それとまァ当然といえば当然なのでしょうが、道場に行ってもそこまで目からウロコのコツや必勝法的なものを学べることはないようです……。手っ取り早く強くなりたいという気持ちがあったのですが甘かったです。やっぱり自分で詰将棋などをコツコツ解くのが一番の上達方法のようで……。詰将棋を解くのがあまり好きではないのですが(だから弱いんでしょうな……)、毎日少しずつでもやらないとなァという感じです。