将棋って、小さな頃に家族とちょろっとやって全然勝てなくて、それ以来全くやっていなかったのですが、3ヶ月くらい前に知人がネットで将棋のゲームをしているのを見て、なんだか面白そうではないか……と興味が湧き、私もン十年ぶりに指してみることにしました。
するとこれがもう面白いのなんのって……!
昔は全く知らなかったのですが、囲いや戦法、手筋というものがあることを知り、それらをいろいろ調べたり試したりしてみた所これがかなり楽しい。そしてそれらを駆使して勝てると更に楽しい。
そしてしばらくコンピューターと戦う「将棋FLASH」や「ハム将棋」をポチポチ指していたのですが、ちょっと慣れてくると私の中にある欲望が芽生えてきました。
そう、それは……、「コンピューターではなく、そろそろ人間を相手に戦ってみたい」という欲望……!
目次
「将棋ウォーズ」を始める
将棋ウォーズ
ということで調べてみた所、将棋のオンライン対局ができるアプリがいくつか見つかったのですが、その中で一番使いやすそうだったのがこの「将棋ウォーズ」でした。
まず盤面が大きくて見やすい(これは私がパソコンでアプリを使っているからでしょうか)。
そしてエフェクトが派手でクセになる!
勝った時の「勝利」の文字がズガ~ンと出てくる演出がなんともたまりません(あの瞬間脳から何かしらの汁がほとばしっている気がする)……!
囲いや手筋、戦法のコレクション図鑑のようなものがあるのも面白いです。全部出現させてみたいけれど、私はいつも決まった戦法しかやらない(というかそれしかできない)ので無理そうです……。
無課金ユーザーは1日3局まで対局できます。
課金(600円~)すると30日間は無制限で対局できるようになります。
かくいう私はというと無課金ユーザーです(無制限にすると延々と対局してしまいそうなので……)。
ちなみに将棋ウォーズには「棋神」というシステムがあるのですが(ピンチの時にAIが助けてくれる)、私はこれを使っていません。これを使って勝ってもあんまり嬉しくなさそうな気がするのですがどうなんでしょうか……。
将棋の魅力
強い人と対局していると、力の差をまざまざと見せつけられて、「ああ……これはもうダメだな」と途中でつい諦めそうになります。
しかし劣勢を跳ね返し、残り5秒などでこちらが大逆転できる時があるのです。
そういう場合、「うまくいかない時でもくさくさせず、自分ができる限りのことを精一杯やっていれば、最後には道が開けることもある」――なんてことを感じたりします。喜びもひとしおですね(逆転できずにボロ負けする時ももちろんある訳ですが……)。
人と対局する時は緊張する
人と対局する時は緊張して、ひどい時は手が小刻みに震えてしまうほどです。
ある時、絶好の角の置き場所を見つけたというのに、緊張のあまり手がプルプルしすぎて1マスずらして置いてしまい、その後グダグダになって負けたということがありました……。
何故こんなにもドキドキするのだろうとよくよく考えてみた所、人と対局するという緊張感ももちろんあるのですが、将棋ウォーズのBGM、あれがどうもよくないようです。
いや、曲自体はとても素晴らしいのです。ただその音楽がものすごくいい感じに盛り上がるので(和っぽいテイストで、時折尺八がプアーッと鳴ったり鼓がポンポンポンポンと鳴ったりする)、それに釣られて私の気持ちも異常に高揚してしまうようなのです。
という訳で、試しに設定でBGMと駒音を消して対局してみた所、それまでより落ち着いて指すことができたので、以来無音で対局しています。
しかし本当にカッコいい曲なんですよね……たまに聴きたくなります……でも聴くと緊張しちゃうから……。
今久々に練習対局でBGMを流してみたのですが、やっぱりちょっと緊張しました(負けまくっていた時の記憶が甦るのでしょうか……?)。
好きな戦法
はじめ四間飛車をやっていたのですが全然勝てなくて(勝率2割くらいだった)、調べたら初心者は中飛車を指すといいというのをどこかで見てやってみることに。
その後下の動画を見つけて、
それ以来ずっとこの原始中飛車を指しています。
角道を気にせず自分のペースで囲えるのと(はじめの方は歩を全然動かさない)、78金が相手の飛車の侵入を防いでくれるのがありがたいです。
囲った後はこちらから割と攻めることができるのも○(四間飛車で、相手の攻撃を受けつつ捌くというのは高等技術すぎて私には無理でした……)。
こんな感じで指しています(下側が私、上側はコンピューター)。
飯塚七段の原始中飛車に自分なりのちょっとしたアレンジを(いっちょまえに)加えています(角を97に上がる、囲いは片美濃でなく穴熊っぽく組むなど)。
動画の30秒~35秒くらいの所で動きが止まっていますが、65に角を置いて王手飛車をかけるかどうかでちょっと迷いました。飛車を取ったら91の香に角を取られてしまうからやめたのですが、飛車角交換しておくべきだったのでしょうかね……?
こういう所の判断が初心者にはあまりよく分かりません……。
将棋ウォーズの5級にまでなれたのはこの戦法に出合ったおかげといっても過言ではありません。今では勝率5割弱くらいになりました。
強い方には「勝率5割弱って……フン」と鼻で笑われてしまうかもしれませんが、はじめの頃が何せ勝率2割台でしたから……。自分としてはよくここまでこれたものだなァと感慨深いです。
ただ、飯塚七段の動画でもちょこっと触れられていますが、この原始中飛車って、初心者用の戦法らしいのです。
なので5級より上になるとだんだん通用しなくなるのかも……。というか最近実際に勝ちにくくなってきているような気がします……。
ゴキゲン中飛車の練習をした方がいいのかな……と思いつつ、ゴキゲン中飛車は最初から角道をあけているのがちょっとコワいのですよね……。
原始中飛車の他に、
- ゆっくり囲える
- その後こちらから割と攻めることができる
- 相手の飛車の侵入を防ぎやすい
という戦法はないものでしょうかね……。
読んだ本など
図書館で将棋の入門書や手筋が載っている本を何冊か借りました。
その他、
原始中飛車が載っているというのでこの本も読んでみました。ニコニコ動画で原始中飛車講座をなさっていた飯塚七段の著書です。
原始中飛車についての本ってあまりないようなんですよね。この本も丸々原始中飛車の解説という訳ではなくて、いくつかある振り飛車の奇襲戦法のひとつとして原始中飛車が紹介されています。
ところで原始中飛車が「奇襲」に含まれているのにはちょっと驚きました。そういわれると確かに、はじめに歩を動かさない戦法は原始中飛車以外ではほとんど見かけないので、そういう点から奇襲にあたるのでしょうか。
奇襲というと私は急戦……特に「早石田」を思い浮かべます。これをやられるのが本当に苦手です……。
マグネット式将棋盤を購入
本を読みながらWEB将棋盤で駒を動かしていたのですが、どうもやりづらい……。
という訳で、マグネット式将棋盤を購入しました。
ものすごくコンパクトな将棋盤です(旅行用らしい)。
本を読みつつテーブルの上にこれを置いて駒を動かせるのでなかなか使い勝手がいいです。
お値段は600円くらいで、私が購入した時は送料無料でした。
好きな手筋
「桂馬ふんどし」と「銀の割り打ち」、そしてみんな大好き「王手飛車」ですね。
これらができる形を見つけると、この時も脳から何かしらの快楽物質がブシャーッと放出される気がします。
これらがやりたくて将棋を指しているようなものです。
苦手な戦法
はじめの頃はとにかく棒銀が苦手でした。
最近は金でも左側を守るようになったので、なんとか防げるようになったかもです。しかしたまに「今何が起こった???」という感じで見事に銀+飛車で8筋を突破されてしまうこともありますね……。
あとは上でも少し触れましたが早石田。だと思うのですが……(3筋を飛車で早々に狙ってくる戦法)。
相手の歩が35に来たら56歩と突く、という作戦で今の所しのいでいるのですが、これもたまに「今何が起こった???」という感じで見事に3筋が突破されることがあります。
ゆっくり囲わせてくれない急戦が大の苦手です。これは定跡を覚えるしかないんでしょうかね……。
いつか「将棋倶楽部24」に参加したい
「将棋倶楽部24」という対局サイトがあるのですが、ここはものすごく強い人が集まっているのだとか……。という訳でまだここにはコワくて参加できそうにありません。
今の所の目標は、将棋ウォーズで初段になることです。そしてもしなれたら、「将棋倶楽部24」デビューしてみようかな……と目論んでいます。
それといつか町道場にも行ってみたいです。オンライン対局の時ですらめちゃくちゃ緊張しましたから、初めて人と面と向かって対局することになったら大変なことになりそう……。
とその前に、将棋ウォーズで初段になれずに飽きてやめてしまう可能性も大いにありそうですが……。
しかしなんとか踏ん張って、老後まで将棋を続けることができたらいいなァと考えています。
という訳で、「将棋ウォーズ」はなかなか楽しいので(連敗するとストレスがたまりますが……)、ご興味がありましたら遊んでみてください!
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