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【おすすめしない】ホラー好きでも引いた! グロ映画10選(+α)

time 更新日:  time 公開日:2019/06/03

今ではそれほど観ないのですが、一時期グロ映画にハマってそういった映画を鑑賞しまくっていたことがあります。
そんな中で、「いくら映画といえどもこれはやりすぎ……」と印象に残っている映画がいくつかありますので、それらをご紹介してみようと思います。

グロ邦画についてはこちら

私のトラウマグロ映画ランキング

1位ムカデ人間2
2位ソドムの市
3位黒い太陽731
4位グロテスク
5位セルビアンフィルム
6位八仙飯店之人肉饅頭
7位悪魔のしたたり
8位地獄の門
9位ビヨンド・ザ・リミット
10位ネクロマンティック

※ あくまで個人の感想です。
※ 面白い順ではなく、ショックが大きかった順です。
※ 5位以下はほとんど同じ位のショック度です。


グロ=生理的嫌悪感を催させるもの(バッチい系、人体損壊、虫など)

と考えています。

以下でそれぞれについて少しずつですがご紹介します。

「ムカデ人間」シリーズ

『ムカデ人間』

カルトホラーという宣伝文句に釣られて1作目の『ムカデ人間a』を観たのですが、これは普通に面白かったです(ちょっと笑える場面もあり)。

しかしカルトホラーという割にはちょっと拍子抜けかな……と感じました。カルトホラーというと、ものすごく怖いものと、ものすごくつまらないものと、ちょっとユーモア要素があるホラー映画に分かれているようで、これはその内の一番最後にあたる気がしました。

『ムカデ人間2』

そして『ムカデ人間2』が出た時に、

「(前作より)異常さ40倍! 危険度400倍!

という謳い文句がついていて、「また大げさにいってんだろうなァ……」と油断して鑑賞した所、本当にひどい映画でした。世界各国で上映禁止、日本ではR-18というのも納得の残酷さです。

スプラッター描写もそこそこありますが、とにかくまァ汚い
画面が白黒で助かりました。それとそのおかげか、『ムカデ人間』よりだいぶ雰囲気が重厚に感じられ、全編に緊張感が張り詰めています(笑いの要素はほとんどなし)。
見ようによってはアーティスティックにも見えるかもしれません。

本当に汚いし、人でなしな内容の映画ですが、映画としてはかなりよくできている気がしました。
そして何といっても主演の男性! この男性の雰囲気が一種異様で、よくこの方を見つけてきたなァと感心しました。
この方がいなかったら成立しない映画です。

私はこの映画を観たあと、3日間位神経過敏になって、外出するのが怖くなりました。
しかし懲りずに『ムカデ人間3a』も鑑賞していたりして……(ただ『3』はそれほどグロくも怖くもなかったです)。

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『ソドムの市』他カルト映画の古典

古い映画でカルト映画といえば、『フリークス』や『ピンク・フラミンゴ』、そして私のトラウマグロ映画第2位『ソドムの市』の名前がよくあがります。

『フリークス』

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『フリークス』はキャストがビックリという点がカルトといわれる所以だと思いますが、ストーリー的には名作です。

『ピンク・フラミンゴ』

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『ピンク・フラミンゴ』は、下品NO.1の座をかけて争う! というコメディタッチのお下劣映画です。
いろいろと本物が出てくるので、『ソドムの市』よりこっちの方がショッキングに感じる方もいらっしゃるようです。

『ソドムの市』

そして『ソドムの市』です。
これはマルキ・ド・サド(サディズムの語源になった作家)の小説が原作で、小説も鬼畜でしたが映画は輪をかけて鬼畜です。
権力者が若者をいたぶる、という図式だけでも充分不快なのに、そのいたぶり方が変態的なので本当に気分が悪くなります。

監督(ピエル・パオロ・パゾリーニ)や音楽(エンニオ・モリコーネ)を手がけているのが巨匠といわれる人たちなので、一見上品に見えるのですが、信じられない位バッチいシーンがあります。
スプラッター要素はあまりないですがほとんどホラー、といった場面も出てきます。

この映画を撮り終わった後に、監督が謎の死を遂げているというのもまたミステリアスです。

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『黒い太陽七三一 戦慄!石井七三一細菌部隊の全貌』

「731部隊」をモデルにした映画です。
私はあくまで映画、フィクションとして鑑賞しました。

1時間45分ほどの映画なのですが、全編ひどいことをしているかというとそんなことはなく、開始から30分位は普通に鑑賞できます。しかしその後の1時間位が相当グロいです(人体や動物実験が行われる)。

そしてこれの何がすごいかというと、所々で本物を使ってしまっているらしいのですね……。
作りものだとしても相当ショッキングな映像なのに、それが本物となると余計にキツイです……ちょっと正視できませんでした。
それと一部では有名? な減圧実験凍傷実験もやはりすごかったです(これは作りもの)。

ストーリーは一応あるのですが、ショックシーンの印象が強すぎてあまり覚えていません(「石井式濾過器」は強烈だったので覚えています)。

『イルザ ナチ女収容所 悪魔の生体実験』

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他に人体実験を描いた映画として、『イルザ ナチ女収容所 悪魔の生体実験』という映画があります。これはグロもありますが同じ位エロもメインです。

ラスト近辺にちょっとショック強めのシーンがありますが、それまでは小粒のグロが続くような感じです。
ドSな金髪熟女女性がお好きな方はご覧になってみてはいかがでしょうか。

『グロテスク』他日本のグロ映画

三池崇史監督の『殺し屋1』や、


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『オーディション』、


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園子温監督の『冷たい熱帯魚』


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なんかもスゴイのですが、私は白石晃士監督の『グロテスク』がキツかったです。

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私はなんだかちょっとバッチい感じがする映画が苦手なようです(三池崇史監督だと、『DEAD OR ALIVE デッド オア アライブ 犯罪者a』にちょっとトラウマなシーンがあります。ただこれは映画自体はトンデモ映画という感じです)。

『グロテスク』はスプラッターもグロも容赦ないですね……。
しかしスプラッター好きの私でもなんだか「ヒャッハー!」となれない残酷さなんですよね……陰湿な感じがするというのか……でもめちゃくちゃ怖いです。
それと前半のやたら長いエロシーンにもウンザリしました。

映画としては、同じ白石晃士監督でいったら、Jホラー『ノロイa』の方が面白い気がします。

ちょっと古めのグロ邦画

『地獄』

中川信夫監督の『地獄a』、1960年の映画ながら、後半のグロ描写はなかなかのものです。
中川信夫といえば『東海道四谷怪談a』も有名です。邦画ホラーの名匠といえるでしょう。

関連記事

『徳川女刑罰絵巻 牛裂きの刑』

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という映画もあります。題名そのまんまです。
意外にストーリーがしっかりしていて、その場面の特殊効果もよくできていました。
しかしやり切れない話なので、映像とストーリーのダブルパンチで滅入らされる恐れがあります。

『ピノキオ√964』

それと『ピノキオ√964』という映画があります。
『鉄男』に少しテイストが似ているかもしれません。

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グロ、というかただ単に吐き続けるという場面が出てきて、ちょっと気分が悪くなります。

『追悼のざわめき』

また、カルト映画として紹介した『追悼のざわめきa』も少しグロです。

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『セルビアン・フィルム』

公開当時レイティングがR-20だったとか。

エロもグロもスプラッターも突出してどうのということはないのですが、ただ、いくら映画とはいえ倫理的にマズイでしょ……という場面がいくつかあって、それが精神的にキツイです。

ちょっと笑える所もあるのですが、そんなの盛り込まなくてもいいよ……逆に精神のバランスがおかしくなるよ……という気持ちにさせられます。
エログロスプラッターに加えて、鬱映画も好きなら観てもいいかも……?

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『八仙飯店之人肉饅頭』

もう全編通してイヤな雰囲気がムンムンなのですが、一番の見せ所をラスト近辺に持ってきた構成が見事でした。

これもちょっとユーモラスな場面が出てくるのですが、それがなんだか余計に不安を煽り立てられます(後で出てくる『悪魔のしたたり』位おバカっぽければB級感が増していいのですが……)。

映像的にグロい場面や汚い場面はそんなにないのですが、ストーリー自体がグロなので(タイトルそのまんま)、グロ映画といっていいかと……。
ほぼスプラッターだけでここまで負のオーラを醸し出せるのは、ある意味すごいことかもしれません。

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香港映画『ドリーム・ホーム』

同じ香港映画に『ドリーム・ホーム』というものがあります。
これは近年にしては珍しくど直球なグロゴア映画です。
ちょっと社会風刺をしているようなオチも秀逸で、グロ映画好きなら観て損はない映画かと思います。

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そういえば『黒い太陽七三一』も香港映画です……香港怖い……!

『悪魔のしたたり』

史上最低の映画」といわれることがあるようですが、私はかなり楽しめました。

様々な残虐行為が行われますが、一番強烈なのはやっぱり「〇〇〇ドリル+それをチュウチュウ吸う」という場面でしょう。

オチも下品ですが笑ってしまいました。
ちょっとユーモラスなゴア映画が好きな方は合うかもしれません。

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『地獄の門』

「ゾンビ映画」の記事でもご紹介した『地獄の門』です。

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ゾンビ映画は全部グロといえばグロなんですが、この映画のあるシーンのインパクトがすごすぎて、強烈に脳裏に焼き付いています。
この映画にはその他にも有名なゴアシーンがあるので、グロ映画好きの方はよかったらご覧ください(しかしストーリーは支離滅裂です)。

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『死霊のえじき』

他、ゾンビ映画だと『死霊のえじきa』の「〇〇ながらにして内臓を引っ張り出されて貪り食われる」というのもイヤな死に様でした……。

『ビヨンド・ザ・リミット』

前半と後半で話が真っ二つに分かれています。前半は現代のマフィアの話、後半は中世の宗教の話です。
どちらにも「永遠の心臓」というアイテムが絡んでくるのですが……しかし、ストーリーはあまり期待しない方がいいかもしれません。

所々出てくる人体損壊描写と、顔に刺青がある男+金髪色白男(マリリン・マンソン風)のキャラが素晴らしいです。
それとラスト近くの地獄の描写……古いメタルバンドのCDのジャケも真っ青の世界でした。

惜しむらくは、最初の20分位と、中世編のほぼ全編が退屈(つまりゴア描写以外の部分があまり面白くない)な所でしょうか……。
しかしちょっと変わった映画がお好きな方は楽しめるかもしれませんので是非。

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『ネクロマンティック』

『ビヨンド・ザ・リミット』と同じドイツ映画です。
この2本を観ただけでドイツに変態のイメージがつくかもしれません。

死体好きなカップル、というトンデモ設定で、しかもその死体がフルチ監督のゾンビの如く腐りかけです。
途中何度も出てくる兎の解体シーンは本物らしいです。
ストーリーはハチャメチャで、ラストは???となること請け合いです。

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ドイツの鬼畜映画監督

『ネクロマンティック』『死の王a』(これも結構グロい)のユルグ・ブットゲライト監督、『ビヨンド・ザ・リミット』のオラフ・イッテンバッハ監督、それとアンドレアス・シュナースという監督の3人が「ドイツ三大鬼畜映画監督」なのだとか(更にこのお三方にクリストフ・シュリンゲンズィーフ監督を加えて、「ドイツ鬼畜映画監督四天王」と呼ぶこともあるようです)。

『悪魔のえじき/ブルータル・デビル・プロジェクト』

アンドレアス・シュナース監督作品。

自主制作だからかいろいろとひどいです(ドイツ語にもかかわらず演技が棒と分かる、アクションがモタモタしている等)。
グロ描写は凄まじいものがありますが、画面や特殊効果があまりにもチープすぎて、衝撃というより笑撃。
後半は忍者が出てきたりしてすっかりコメディに。

『ドイツチェーンソー 大量虐殺』

クリストフ・シュリンゲンズィーフ監督作品。

『ドイツチェーンソー 大量虐殺』がどうやら一番有名なようですが、残念ながら私は未見です(Amazonなんかだとすごく値段が高くて手が出せない……)。
観たい……!


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その他のグロ映画など

『食人族』

上記でもたまに「本物」が出てきますが、本物を使った作品というと『食人族』も有名です(亀の解体シーンなど)。

それとこの映画はパッケージ画像のシーンもすごいインパクトです(パッケージ画像……閲覧注意です)。
しかし全体的にはそれほどのグロ映画ではないと思います。
これの亜流で『人喰族』という映画がありますが、そっちの方が残酷描写が激しめかも……。

またこの『食人族』や『スナッフa』という映画は、公開当時「劇中で行われている殺人は本物……!?」という噂が流れたそうですが、これはもちろんただの宣伝で、両方ともフィクションです。

『インブレッド』

イギリスの現代版『2000人の狂人a』といった感じでしょうか。

予告編の始めに、「本作品は映画史上類を見ない暴力、残酷、グロテスク描写のオンパレードです」という注意書きが出てくるので期待してしまいましたが、実際観るとそれほどでもないかなァという感じでした(でもそこそこ面白いです)。
すごく汚い場面がある割にはあまりショックも受けなかったので、逆によかったといえるのかもしれません。

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『ホステル』

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前半が長いです……。しかし建物に入ってからはやっぱり怖いです。
それと三池監督がチョロッとカメオ出演されています(建物から出てくる男)。

『大脳分裂』

アート系グロ映画。
全体的にテンポが遅く、私には少し冗長に感じられました。意味不明なシーンも多々あり。そこにたまにギョッとするようなグロ映像が挟まれます。
ただ、一番のグロシーンと思われる所にモザイクが入ってしまって、何が何やらよく分からないのが残念。
海外版だとモザイクがないらしいのですが、そこまでして観たいかといわれると……。
好き嫌いがハッキリ分かれそうな映画です。

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フレンチホラー

『屋敷女』、『ハイテンション』、『フロンティア』が結構スプラッターでしたが、それほどグロいという感じではないです。

ただ、『屋敷女』はレンタルだと一番のグロシーンが黒塗りになっています(私が観たのはレンタル版)。
なので、セル版だともう少しショックが大きかったのかもしれません。

『マーターズ』

それと、

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という問題作があります。
これぞ正にカルトホラーという感じで、賛否が真っ二つに分かれているようです。

これもグロはそんなにありません。
ただ精神的にものすごく疲弊します。
ご興味がある方は下記の記事をご覧ください。

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韓国映画

『悪魔を見た』

『悪魔を見た』はグロとかスプラッターというより「痛そう」という印象でした。
バッチい場面があるのでご飯中の鑑賞はやめた方がいいです。
主役のイ・ビョンホンは男前ですが、ビョン様目当てで観ると気絶するのでやめておきましょう。

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『オールド・ボーイ』

『オールド・ボーイ』は舌を切る所もいやでしたが、それよりも私は倫理的な面で精神的なショックを受けました。
そういえば『悪魔を見た』『オールド・ボーイ』どちらにもチェ・ミンシクが出演しています(一方では殺人鬼、もう一方では何年も監禁されるというすごい役どころです)。

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「ソウ」シリーズ

「ソウ」シリーズでは、『ソウ3』か『ソウ6』がグロ度でいえば高いかと思います。

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グロくはないけれどトラウマになると評判の映画『ファニーゲーム』『隣の家の少女』『震える舌』

この辺はよく「トラウマ映画」としてネットで見かける気がします。どれもグロはほとんどないです。

ファニーゲームa』は不快、『隣の家の少女a』はかわいそうな話です。

震える舌a』は和製エクソシストと呼ばれるのも分かる重々しい雰囲気があります(ただこれはオカルトではなく病気の話)。
破傷風の恐ろしさとその患者の家族の苦悩を描いた名作です。

あとがき

この記事で紹介したようなグロ映画は映画サイトでのレビューがあまりなかったり、あってもものすごく点数が低く評価がさんざんだったりということが多いです。

いや、もちろん世にいう名作と比べたら、それはもう品性下劣なものばかりなのですが、私には毒にも薬にもならないような映画よりも面白いと思えるものがいくつかありました(『悪魔のしたたり』『地獄の門』『ビヨンド・ザ・リミット』など……。もちろん、中には2度と観たくないものもありますが……)。
なので気になるものがあったら、世間の評価がどうであれ、やはり自分の目で確かめてみた方がいいと思います。

しかしここに載っているのはどれも一般的にはキツめの映画なので、積極的におすすめはできません。
恐れ入りますが鑑賞は自己責任でお願い致します。

私個人の感想なので、取るに足りないものとは思いますが、少しでもどなたかのお役に立ちましたら幸いです。