自分が肉体的にも精神的にもひ弱だからなのか、なぜか昔から強い女性に憧れを抱きがちです。しかしただ強ければいいという訳でもなくて、ちょっとやさぐれていたり陰があったりする女性にグッときます。
以下で私が好きな強い女性が出てくる映画をご紹介してみようと思います。
ファスター・プッシーキャット キル!キル!
悪女! 巨乳! バイオレンス!
悪女3人組が出てくるのですが、中でも主人公ヴァーラがおっかなすぎます。
魔女のようなメイク、男性の背骨を素手でバキバキと折る剛腕、人を人とも思わぬ残酷非道な振る舞い……。
しかしなんだかここまで自分の欲望に忠実に生きられたら、さぞかし気持ちいいだろうなァと少し羨ましくなります。
オープニングの「Ladies and gentlemen、welcome to violence!」というナレーションからの悪女3人組によるド迫力のゴーゴーダンスに痺れます。
このDVDのジャケットより昔のポスターの方がカッコいいです。
女番長ゲリラ
胸には薔薇と蛇の刺青、バイクを乗り回し仁義を切る! これぞ女番長(スケバン)!
東映ピンキーバイオレンス「女番長」シリーズの3作目。女番長と書いて「すけばん」と読みます。昭和のかほり漂う言葉ですね。「ズベ公」などという言葉も出てきます。およそ上品とはいいがたい映画です。
シリーズとはいうものの続きものではなく、それぞれで完結します。内容や出演者は似たり寄ったりという感じですが……(「恐怖女子高校a」シリーズも同じような雰囲気です)。
私はこれらの映画に出てくる池玲子さんに憧れています。池玲子さんは日本初のポルノ女優なのだとか。ポルノって。またしても昭和の香り。
池玲子さんはこの映画の出演時20歳前後なのですが、色気がすごいです。ムンムンムチムチしています。
そのお色気たっぷりの池玲子さんが、らせん階段の上からババーンと登場するシーン(予告編に出てきます)に心を奪われました。
それと「今は総番長なんかじゃない、ただのやさぐれさァ!」という池玲子さんの台詞があります。いつか言ってみたい……! しかし言う機会は一生訪れないでしょうな。
主人公の杉本美樹さんも野性味があって素敵です。上半身裸、その胸には薔薇と蛇の刺青……! 現代ではこんなハチャメチャな映画は作れないだろうし、池玲子さんや杉本美樹さんのようにいろんな意味で体を張れる女優さんもそうそういなさそうです。
不良姐御伝 猪の鹿お蝶
雪の中での全裸殺陣が見所!
上で触れた池玲子さんが主演(そういえば監督は『女番長ゲリラ』と同じ鈴木則文監督です)。
この映画を知ったのは、『和モノ事典』という本がきっかけでした。表紙にこの映画の写真が使われていたのです。
この表紙、ものすごくかっこよくないですか。
それで映画を観てみたのですが、想像以上にイカしていました。雪や花札の描写が美しく、プレグロ調の音楽が流れる中での大立ち回りには胸が躍ります。『ゼイ・コール・ハー・ワン・アイa』のクリスチナ・リンドバーグも愛らしい。
しかしなんといってもこの映画の見所は池玲子さんの全裸殺陣! 日本人離れしたグラマラス・ボディーを惜しげもなくさらし、雪面を転げ回りながらバッサバッサと敵を斬っていく池玲子さんはエロかっこよすぎます!
修羅雪姫
傘に仕込んだ刀で敵討ち! 美しすぎる復讐鬼!
『不良姐御伝 猪の鹿お蝶』と同じく、親の仇を順々に倒していく――という物語なのですが、こちらはお色気要素はほぼありません。
主演は梶芽衣子さん、今でもお美しいですが、70年代の梶芽衣子さんはちょっと怖いくらいに美しいです。切れ味鋭いナイフのような佇まいです。
「助けもしないし許しもしない!」と敵を容赦なくバッサリ斬るシーンは鳥肌モノです。
シン・シティ―
手裏剣や刀を操る美しき女殺し屋!
シン・シティ―、罪の街――ということでいろいろと物騒なできごとが起こるのですが、強い女性好きとしては美しき女殺し屋・ミホに刮目せざるを得ません。手裏剣や刀を使い男どもを殺しまくる……! そして直立不動のまま手りゅう弾で吹っ飛ばされたりするお茶目(?)な一面もあり。
ちなみに同じロバート・ロドリゲス監督の『プラネット・テラーa』に出てくる片足マシンガンレディもすごいです。
その他
『キル・ビルa』のゴーゴー夕張や、『発情アニマルa』の斧のシーン、『ゼイ・コール・ハー・ワン・アイa』のクリスチナ・リンドバーグも好きです。
ちなみに漫画だと『ベアゲルター』、
アニメだと『ブラックラグーン』
BLACK LAGOON 1期&2期&OVA(3期) コンプリート DVD-BOX
が好きです(もちろん原作漫画も)。いいですねェ、強い女性。
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