2018年4月28日(土)、吉祥寺にある爬虫類をおさわりできるカフェ「はちゅカフェ」に行ってきました。
以下におさわり・鑑賞した爬虫類の写真や、感想を載せていこうと思います。
「はちゅカフェ」について
東京・吉祥寺の爬虫類カフェ「はちゅカフェ」
営業時間 | 12:00~20:00 |
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定休日 | 水曜日 |
電話 | 0422-27-6798 |
住所 | 東京都武蔵野市吉祥寺本町4-6-3 |
JR吉祥寺駅の北口に出て、中道通りを北西方面に進みます。のんびり歩いても徒歩10分~15分くらいで到着すると思います。
この看板が目印です。お店は階段を上って2階にあります。
- 営業時間や定休日は原則的なもので、臨時で変更になる場合もあるようです。行く前にWebサイトを確認した方がいいと思います。
- 通常は時間制限はないそうですが、混雑時は時間が制限される場合があります。私が行った時は混雑していたので1時間半の時間制限がありました。
料金
シートチャージ | 500円 |
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ふれあい料 | 500円 |
食べ物 or 飲み物 | 必ずどちらか1品を頼む必要あり プチケーキ 3種盛り合わせ 450円 ソフトドリンク 500円(他アルコールもあり) |
ということで、最低1450円の料金がかかります。
Webサイトには「税別」と書かれているのですが、私はおさわりあり、ソフトドリンクを頼んでピッタリ1500円のお会計だった気がするので、税込の間違い……? それともゴールデンウィークで混雑していたための特別措置(そんな訳ないか)……?
予約していって正解だった
少し遠方に住んでいるため、もしも入店できなかったらちょっと困る……と思いまして、前日(2018年4月27日)に念のため予約をしておくことにしました。予約はWebからはできず、電話(0422-27-6798)でする必要があります。
来店日時と人数を伝えると、テーブル席は既に予約で埋まっていて、カウンター席なら空いているとのことだったので、そのカウンター席を予約しました。
当日私がお店にいた1時間半ほどの間、店内は常に満員で、入店を断られていた飛び入りのお客さんを何組か見たので、予約をしていって正解でした。
土曜日で、しかもゴールデンウィークの初日ということもあって特別混雑していた可能性もありますが、遠方から出向く場合は念のため予約をしてから行った方が安心かと思います。
店内の様子
店内は想像していたよりかなり狭めでした。テーブル席が5セット(4人がけ×1、2人がけ×4)、カウンター席が2席×2――だったと思うのですが(うろ覚え)、それぞれの間隔がとても近いです。
しかも客席と爬虫類の入っているケースの間にもスペースがほとんどないので、お客さんが座っているとじっくり爬虫類を鑑賞することはなかなか難しいです……。
写真撮影も可能(フラッシュをたかなければ)なのですが、近くのお客さんが席を離れた隙にパパッと済ませないと――という感じなので、結構慌しいです。
ちょっと残念だったのが、爬虫類が入っているケースに、その爬虫類についての説明書きなどが何もなかったことです。
空いている時なら店員さんに聞いて……というのもいいかと思うのですが、混んでいると店員さんが忙しそうでなかなか聞きづらいですし、いちいち全ての爬虫類について説明してもらうのもなんだかなァ……なので、動物園の展示などでよくあるように、ケースの端の方などに説明書きのパネルのようなものが貼ってあればいいのにと思いました(せめて名称くらいはその場で分かるようにしてほしかった)。
ちなみにこの記事の下の方に写真と爬虫類の名称を載せていますが、それは「はちゅカフェ」のWebサイトとTwitterを参考にさせて頂きました。
おさわり(ふれあい)のシステム
私はてっきりいろいろな爬虫類をおさわりできるものと思っていたのですが、おさわりできるのは
1人1匹
です。
ふれあいコーナーのようなものがある訳ではなく、店員さんに「あの子……」とご指名すると、席まで連れてきてもらえます。
2人で行った場合、2人がいっぺんにおさわりする訳ではなく、まず1人がおさわりして、それが終わってからもう1人のおさわりタイムとなります(爬虫類同士を接近させるとトラブルになるかもしれないので)。
おさわりの時間
1匹につき15分くらいです。爬虫類は変温動物なので、ケースからあまり長い時間出ていると体が冷えて排泄してしまうことがあるとか。
というか、私がおさわりしたヒョウモントカゲモドキちゃんはおさわりから10分くらい経った所で実際テーブルの上におしっこをしていました……。他のテーブルでも「排泄」という言葉が聞こえたので、そうそう珍しいことではなさそうです。汚れてもいい格好で行った方がいいかもしれませんね(万が一汚れてもクリーニング代などは出ない)……。
こういったことを考えると、1匹につきおさわりを最大5分くらいにして、何匹もおさわりできた方がお客さんにとっても爬虫類にとっても良さそうな気がするのですが……そうでもないんでしょうかね?
おさわりは飲食を終えてから
爬虫類にはサルモネラ菌がいる可能性があるとのことで、おさわりができるのは飲食を終えてからになります。
正確には、おさわりしている最中に飲食物を口に入れなければいいらしいのですが、上述したように爬虫類がテーブルの上で排泄してしまったりすることがあるので、おさわりの前に飲食は済ませておいた方がいいと思います。
爬虫類とのふれあいが終わった後は、トイレに行って必ず手を洗うようお店の方から注意があります。
おさわりできる爬虫類・できない爬虫類
おさわりできる爬虫類
ペットとしても人気の高いヒョウモントカゲモドキ、フトアゴヒゲトカゲは、やはり扱いやすいのかかなりたくさんいます。
それとヒョウモントカゲモドキと見た目が似ているニシアフリカトカゲモドキや、フトアゴヒゲトカゲのミニ版・ローソンフトアゴヒゲトカゲもおさわり可能です。
ヘビは確か3種類いて、3種類ともおさわり可能でした(コーンスネーク、ボールパイソン、セイブシシバナヘビ)。ただコーンスネークは動きが速いとのことで、ヘビの扱いに自信のある猛者向けのようです。
意外だったのは、かなり大きめのイグアナ(1メートルくらい?)もおさわり指名できるとのこと……! しかし通常の爬虫類に比べて注意事項が他にもいろいろあるというお話でした。チャレンジしたい方は是非どうぞ(ただ爪が洋服に引っかかりそうなので、破れても大丈夫な上っ張りかなんかを持っていった方がいいかも……)。
おさわりできない爬虫類
エボシカメレオン、エリマキトカゲなどは確か動きが素早いという理由でおさわり不可でした。
その他、名前に「モニター」とつく中~大型のトカゲが何種類かいるのですが、その子たちは肉食で危険ということでおさわり不可。
また通常はおさわりできる爬虫類でも、おさわりを終えてケースに戻ったばかりの子はしばらく休憩が必要とのことで、タイミングによってはおさわりできないこともあります。
おさわりした爬虫類
私は友人と2人で行ったので、2匹の爬虫類をおさわりすることができました。
ヒョウモントカゲモドキ
ヒョウモントカゲモドキの中でも、スーパーマックスノーという種類の子のようです。
黒目がちな瞳がとても愛くるしいですね……!
ちょこちょこ動きますが、そこまで動きが速くないので、急にどこかに脱走して姿が見えなくなる――というようなことはなさそうです。この子も大体の時間はてのひらの上でおとなしくしていてくれました。
しっぽが生えたてなのであまりさわらないように……との注意がありました。チョロチョロ動くのを留める際にしっぽに触れてしまわないようにとちょっとヒヤヒヤしました。
この子はおさわりしだしてから10分くらいでテーブルでおしっこをしてしまいました……。
体が冷えたり、知らない人にいじくられたりしてストレスになるのだろうか……申し訳ないな……と思いつつも、「しかしふれあい料分はしっかり楽しませてもらいます」とばかりにしこたまおさわりさせて頂きました。援○交際するオジサンってこんな感じの気分なんでしょうかね……?
フトアゴヒゲトカゲ
爬虫類界のアイドル的存在・フトアゴヒゲトカゲちゃんです。肩のあたりのうろこが刺青を思わせてかっこいいです。
この子もヒョウモントカゲモドキちゃんと同じく、その場でジタバタすることはあるものの、大体の時間はてのひらの上でおとなしくしてくれていました。トゲトゲした部分もお腹のプヨプヨした感じも充分に堪能することができました。
色違いの子もいます。遠くの方に何やら気になるものでも見つけたようなハッとした表情をしていますね(カワイイ)。
鑑賞した爬虫類
エボシカメレオン
ポカーンとしていますね……一体何があったのでしょうか……。
マルティニークブルーイグアナ
グテーッとしていますね。iZooでも横浜の爬虫類カフェでもイグアナはグッタリしていることが多かったですがそういうものなのでしょうか(横浜のイグアナはたまにすごい勢いでヘッドバンキングしている時もありましたが……)。
ローソンアゴヒゲトカゲ
フトアゴヒゲトカゲにそっくりですが、フトアゴヒゲトカゲの半分ほど(25センチくらい)の大きさにまでしか成長しないそうです。フトアゴちゃんのミニチュア版ですね。この子もかわいいですが、でっぷりしたフトアゴちゃんも捨てがたい……。
ちなみに昔は「ランキンスドラゴン」と呼ばれていたそうです。強そう……(でも小さい)!
マダガスカルヒルヤモリ
カウンター席のケースにいました。美しい緑色の肢体と、クリッとしたまん丸の黒目が印象的です。
カミンギーモニター
毒々しい黄色……! ですが、Webサイトによると「はちゅカフェ」には毒を持つ生き物はいないとのことなので、これにも毒はないのでしょう。
だからといって安心かというとそうでもなさそうで、中~大型のトカゲで肉食なので、指を噛まれたりすると危険なのだとか……。
コバルトツリーモニター
美しいコバルトブルー色をしているらしいのですが、ライトの加減なのかあまりよく分からず……。
イザベルモニター
ヒョウモンちゃんやフトアゴちゃんはコミカルなお顔をしていますが、同じ爬虫類でもこのイザベルモニターは「シュッ」とした顔立ちをしていました。爬虫類界のイケメンです。
エリマキトカゲ
エリマキトカゲですが、エリマキを見ることは叶わず……。きっと刺激があるとエリマキが広がるのだと思うので、このエリマキトカゲは落ち着いて過ごせているということなのでしょう。よかったよかった(ちょっとエリマキを見たかった気持ちもありますが……)。
▼ちなみにエリマキが広がるとこんな感じらしいです▼
アカメカブトトカゲ
目の周りに鮮やかなオレンジ色の隈取り(?)が……! しかも成長してもてのひらサイズの大きさとのことで、なんだか作り物のようなかわいらしさがありました。
写真がケース越しでしかもブレブレなので、下に「はちゅカフェ」さんのツイートを貼っておきます。
アカメが1匹、アカメが2匹、アカメが3匹、、、正面から見るとメチャクチャ面白い(笑)独特な6つの目がなんとも言えません!可愛いですよね、#アカメカブトトカゲ って♡ #爬虫類カフェ #東京 #吉祥寺 #中道通り pic.twitter.com/lTweBFFUr1
— はちゅカフェ(爬虫類カフェ) (@turbo_rep) 2017年10月13日
セイブシシバナヘビ
先日、#セイブシシバナヘビ の女絽輪子(にょろりんこ)ちゃんも脱皮しました。蛇は脱皮前になるとだるいのかほとんど動かず、ご飯を食べないことが多いです。その分終わったあとはガッツリ!今、当店では脱皮を終えた蛇たちが多く、みんな食欲旺盛です(^^)#爬虫類カフェ #東京 #吉祥寺 #中道通り pic.twitter.com/hUIwG6B2ga
— はちゅカフェ(爬虫類カフェ) (@turbo_rep) 2017年12月5日
ヘビは写真がいずれも上手く撮れず……。セイブシシバナヘビ――イノシシの鼻のような鼻なので「シシバナ」らしいです。確かにそれっぽいかも……?
他にヘビはボールパイソン、コーンスネークがいましたが、どれも客席との間隔が近くてなかなかシャッターチャンスに恵まれず……それとケース自体にも傷があったりしてぼやけた感じに写ってしまったり……。
「はちゅカフェ」でヘビをじっくり鑑賞したり撮影したりしたい場合はふれあいで指名した方がよさそうです(どの子もそうっちゃそうなのですが……)。
ニシアフリカトカゲモドキ
夜族部門のアイドル、#ニシアフリカトカゲモドキ のモカちゃん。可愛くて、つい「ちゃん」付で呼んでしまうのですが、実は男の子です♂この立派な尻尾も魅力の1つ。性格もおっとり、のんびりで、男の子だけどやっぱり全てが可愛らしいモカちゃんなのでした♡ #爬虫類カフェ #東京 #吉祥寺 #中道通り pic.twitter.com/iO0NkYlrDl
— はちゅカフェ(爬虫類カフェ) (@turbo_rep) 2017年11月10日
ヒョウモントカゲモドキの仲間? ただこちらのニシアフリカトカゲモドキの方がちょっと引っ込み思案なのか、シェルターに入っている子が多かったです。
見た感じお肌(?)がスベスベしていそうで、是非実際にさわって確かめてみたかったのですが、お目当ての子が休憩中とのことでおさわりできず……。
まとめ
良かった所
1人1匹とはいえ、爬虫類をたっぷりおさわりできる点はよかったです。ただそれだけに、体が冷えてきておしっこを漏らしちゃったりということがあるので爬虫類がちょっと心配……。
上でも書きましたが、1匹最大5分くらいで、いろいろな爬虫類をおさわりできる方がお客さんにとっても爬虫類にとっても良さそうな気がしないでもありません(爬虫類にとってはあっちこっち移動させられる方がストレスになるのでしょうかね……?)。
いまいちだった所
上でも触れましたが、ケースに説明書きがなかったのはちょっと残念でした。せめて名称だけでも分かるようにしてくれたらいいのにと思います。
それと都内なので仕方がないとは思うのですが、やはりちょっと店内が狭い……。同じ爬虫類カフェということでどうしても比べてしまうのですが、横浜の爬虫類カフェ「亜熱帯茶館」は客席と客席、客席とケースの間隔がかなり広めだったので、爬虫類の鑑賞もしやすいですし、カフェとしても落ち着けました(お茶も美味しい)。
ただ「亜熱帯茶館」はおさわりができないのですよね……(放し飼いコーナーでフトアゴちゃんの背中をナデナデできるくらい)。それとヒョウモントカゲモドキが1匹しかおらず、しかもケースの奥に引っ込んでいてさわるどころかまともに姿を拝むこともできず(飼育しやすいようなので、もう少したくさんいてもいいような)……。
という訳で、一長一短という感じでしょうか。
おしっこされる可能性がありますが、とにかく爬虫類1匹をガッツリ撫で回したい、という方は吉祥寺「はちゅカフェ」に、カフェとしてもくつろげて、ゆっくり爬虫類を鑑賞したい(おさわりはなくてもいい)という方は横浜「亜熱帯茶館」に行くといいかもしれません。というか爬虫類好きなら両方とも行ってみてもいいかもです。
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