このブログを以前から読んでくださっている方は、もしかしたら薄々勘付いていらっしゃるかもしれませんが……、
実は私……まァまァBBAなのですよ……。
しかしこの度、勇気をふり絞って変身写真なるものに挑戦してきました。
以下で変身写真をやってみようと思った経緯や、実際に体験してみた感想を書いていきますが、結論を先に述べますと、
変身写真自体は撮ってよかった。でも撮ったお店(Metalily)は私にはあまり合わなかったかも……。
という感じです。では以下に詳細を記していきます。
目次
変身写真とは
思いっきりメイクし、そして思いっきり着飾り、その衣装に合ったセットを背景に写真を撮ることを「変身写真」というそうです。
コスプレに似ていますが、アニメや漫画などの特定のキャラクターになりきるのではなく、とにかく派手なドレスや着物を着て写真を撮るという点が違いです。
大人の七五三みたいなイメージです。
変身写真を知ったきっかけ
台湾でかっこいいプロフィール写真を撮る – デイリーポータルZ
上の記事を読んで、
- 変身写真というものがあること
- 変身写真の本場が台湾であること
を知りました。
いつかやってみたい……と、その時はただブックマークして終わったのですが、数日後にふと変身写真のことを思い出し、「いつかなどといっていたら、ますますBBAになってしまう……! やっぱり早めにやったほうがいいのでは……」と急にいてもたってもいられない気持ちになってきました。
しかし台湾に行くお金も時間もない……ということで、日本ではこういう写真を撮ってくれるお店はないのだろうか……と調べてみた所、少数ながら日本でも変身写真館を見つけることができました。
そしてちょうどその時、東京押上にある変身写真館「Metalily(メタリリー)」で、お正月のちょっとお得なキャンペーンを行っていたので、これはやるしかない……! と申し込んでみることにしたのでした。
私が申し込んだプラン「メタリリー福袋2017(お正月キャンペーンコース)」
メタリリー福袋2017 (お正月キャンペーンコース) | 2着で20170円 (税込) |
---|---|
送料 | 360円 |
計 | 20530円 |
1着につき10枚ずつ写真を撮ってくれます。その中から2枚写真を選べます(LINEで友だち登録をすると1枚サービス)。
その選んだ写真のL版写真と、画像データが入っているCD-Rを送ってくれます(撮影後3~4週間以内)。
1枚写真を追加すると1080円(税込)。
全部で20枚撮影して、基本料金以内で済ませるなら、L版写真と画像データをもらえるのはその内の2枚のみ。LINEで友だち登録をしたとしても3枚のみ。あとの17枚は廃棄されてしまうということですね……。
で、3枚に選びきれない! という場合は、1枚1080円で追加できるオプションがある、ということです。
結構お高いですよね……。それでも普段のこのお店のプランに比べるとお得なので、変身写真はお金がかかるということですね……。
ちなみにキャンペーン以外で少しお得に撮影をしたい場合は、誕生日割引(自分の誕生月の場合20%割引)があります。
予約時のメールのやりとり
予約の仕方
予約フォームから希望の日時を選び、その後住所氏名や希望のプランなどを入力して送信します。
しかしここで困ったのが、希望プランに「お正月キャンペーンコース」を選ぶ項目がなかったことです。
仕方がないので、別のプラン(「お気軽変身写真コース」)にチェックを入れつつ、その下にある「メッセージ」という文章を自由に入力できる欄に、
(プランに「その他」がなかったので、「お気軽変身写真コース」を選択しておきました)
と書いておきました。
それに対する返信
予約フォームから送信して5分くらいで返信が来ていました。
数ある変身写真館の中より「Metalily」をお選び頂き、ご予約ありがとうございます。
Metalilyの店長、福田と申します。1月22日(日)1名様のご予約の受付を開始します。
16:00からでいかがでしょうか?
キャンペーンコースですと、メイクや撮影などでだいたい2時間ほどお時間をいただいております。
「いかがでしょうか」……?
予約フォームから自分で16:00という希望を出していたので、この部分に少し引っかかりを感じました(自動返信メールは送信直後に来ていたし、メッセージ欄に書いておいたキャンペーンコースに関しての返事があるし、冒頭に「Metalilyの店長、福田と申します」と書いてあることから、これはれっきとした店長からの返信と思われます)。
あとで分かるのですが、この店長さんはどうもメールの(というかもしかしたら会話全般の)受け応えがちょっと特殊なようでして……。
しかしこの時は、細かいことはまァいっか……と小さな違和感を振り払い、メールの文章を読み進めました。すると、
- このメールに返信して予約完了
- LINEの登録で写真1枚サービス
- 諸注意(「よくある質問」とほぼ同じ内容)
- 他に不安な事や、気になる事、確認したい事、などありましたら、お気軽にメールでもお電話でもご連絡下さい
ということが書いてありました。
再度こちらから返信して予約完了
再度こちらから返信して予約完了ということだったので、
- その日時で予約をお願いしますということ
- ついでにLINEを登録した旨
- また、ギャラリーに載っている写真で、なんとなくこういう衣装を希望しているのだけれど、私は小柄でサイズが合うかどうか不安なので(※)当日相談にのってほしい
(※)私は背が小さいので、スーツなどは5号のものを着ています。「Metalily(メタリリー)」はサイズが7号~となっていました。
ということを伝えておきました。
その後30分ほどして、「Metalily(メタリリー)」から予約が完了した旨と、
衣装の件かしこまりました。当日相談しながら決めていければと思います。
という返信が来ました。
この返信と、ウェブサイトのトップページやAboutページに、「アットホームな変身写真館」と書いてあることから、きっと当日は親身になって相談にのってくれるのだろう……とホッとひと安心しました(が、後にこれは早合点であった、とガッカリさせられることに……)。
当日まで+当日の注意
肩が出る衣装を着る可能性があるので、ヌーブラを用意しました。
それと私はつけませんでしたが、カラーコンタクトをつけたい方は自分で用意する必要があるとのこと。
つけまつげは使い捨てのものをつけてくれました。
ネイルチップはレンタルがあり540円。
ストッキングは、私が着たオリエンタル風ドレスには付属していましたが(網タイツ)、念のため自分ではきたいものを用意していってもいいかもしれません。
その他、使いたい小道具がある場合は持ち込んでもいいとのこと。持ち込み料金もかからないそうです(ただ事前にメールで確認はしたほうがいいと思います)。
あとは毛の処理を前日念入りにしておくといいでしょう。
当日は保湿や日焼け止めくらいで来店してくださいとのことだったので、すっぴんにマスクで電車に乗っていきました。眉毛も描かずに電車に乗ったのは大人になってから初めてのことかも……! でも特に誰も気に留めないものですね(当たり前か)。
押上駅から変身写真館「Metalily(メタリリー)」までの道のり
アクセスの通りに辿っていけば迷うことはないと思いますが、「酒場野田」というお店を通過してから、一瞬アレ? となる所がありました。
しかしとにかくまっすぐ、突き当たりに小さい踏切が現れるまでとにかくまっすぐ進み、そこを右に曲がると、
茶色い建物のベランダに「Metalily」と書いてあるのが見えてきます。
変身写真館「Metalily(メタリリー)」マンション入口の看板
変身写真館「Metalily(メタリリー)」入口
このドアを開けたら、いよいよ変身写真の幕開けです……!
受付
ドアを開けて、「すいません」と何度か声をかけると女性が現れました。そこで靴を脱ぐようにいわれ、スリッパにはき替え中に入ります。
受付のカウンターで改めて女性と差し向かい、その女性が店長の福田さんであることを知りました。
で、予約フォームから入力はしていたのですが、再び氏名住所等を書類に記入し、諸注意などを受け、LINEの登録画面の確認をし、記念撮影用にスマホを渡し……などというやりとりを行いました。
そうこうしながら、私の中になんだか「あ、あれ……思っていたのとちょっと違う……」という気持ちが湧きおこってきました。
なんというか、こう……店長の対応が、ものすご~く事務的なのですよね……。
例えば、受付で「LINEの登録をして頂くと写真が1枚サービスになります」といわれ、(メールで登録したと既に伝えたのになァ……)と思いつつも、「登録しました」と答えました。
すると「ありがとうございます~」となるかと思ったら、「では確認させてもらっていいですか」と淡々といわれるという……。
「ありがとうございます~。あ、でも、一応画面を確認させてもらってもいいですか?」などと笑顔でいわれたら、「あ、そうですよね」と気持ちよく見せることができると思うのですが、何の前置きもなしに「では確認させてもらっていいですか」と(それも無愛想に)いわれたら、「え……いや、いいけど……本当に登録したかどうか疑ってるのかな……?」と少し不安な気持ちにさせられました。
本当にちょっとしたことなのですが、その後の言動の端々からも、「客の細かい要望や不安にいちいち付き合っていたらスケジュールが狂ってしまう」というピリピリした緊張感が透けて見える気がしました。
店長さんのこの緊張が、ヘアメイクの方にも伝わり、客にも伝わり、それでなんとなくお店全体の雰囲気が冷たいものになっているのかなと感じました。
住居用マンションを改装したようで、お店の中がお店らしくなく、その点が「アットホーム」といえば「アットホーム」なのかもしれませんが、店長の対応は全く「アットホーム」ではなく、むしろ塩対応でした……。
衣装選び
ロッカーに荷物やコートを入れて、早速衣装選びです。
でまァ、受付での塩対応からなんとなく予想はついていたのですが、店長は私を衣装が置いてあるほうへ案内し、「ここにサイトと同じ写真がありますので、参考にしてください」とアルバムを指し示しながら言い置くと、早々に立ち去ってしまいました……。
「サイズのことで相談にのってほしい」と伝えておいたことから、おすすめの小さめサイズの衣装を提案してくれたり、「これはいかがですか……それともこちらはいかがですか」などとキャッキャしながら衣装選びをしたり……という図を想像していたので、これもまた「思ってたのと違う……!」となりました。
仕方なくひとりで衣装を見て回ることにしたのですが、ハンガーにかかっていると、サイトに載っていた衣装がどれがどれやら分からない……!
サイトのギャラリーである程度の目星はつけてはいたものの、「でも当日もっといい衣装があるかもしれないし……直にいろいろ見て決めよう」などとのんきに構えていました。しかしそれは甘かったです。
着物やオリエンタル風のドレスはハンガーにかかっているとただの派手な布にしか見えず、着た感じがどうなるのか全くイメージできないのです。
それとこれは私には盲点だったのですが、ウィッグと衣装は特にセットという訳ではなく、好きに組み合わせることができるので、ウィッグに関してもどうするか考えておくといいでしょう。
で、「どれがどれやら……」とおろおろしていたのですが、そこに店長とは別のヘアメイク担当の女性が現れました。
その方にアルバムの写真を見せながら、「これ(オリエンタル風のドレス)とこれ(着物)がいいかと思うのですが、その衣装がどれだか分からない……」と伝えました。
するとその方がそれらの衣装を探して持ってきてくれました。
着物のほうはまァ多少丈が長くてもいいかと思ったのですが、オリエンタル風ドレスのサイズが心配だったのでそれを訊いてみると、「ん~、まァヒールはくし、大丈夫だと思いますよ」と気のない返事。
で、着てみると、やはりちょっと大きいし、長い……。
試着室から出て、「やっぱりちょっと大きいみたいなんですが……」とヘアメイクの方にいうと、「いや、大丈夫ですよ。ベルトを巻いてしまえば大丈夫です」と、腰にベルトを巻かれてグイグイ引っ張られました。
く、苦しい……となりつつ、なんだかやっぱり大きいような気がするけど……でも他にこれといって着たいドレスもないし……ということで、そのドレスを1着目にすることにしました(そして後に、ここで「サイズ的にもっと私に合いそうなものはありませんか」と訊いておくべきだったと後悔しました……)。
メイク
別室に移動してメイク開始です。でまァこれも予想はしていたのですが、メイク中もシ~ンとした雰囲気でした(そしてベルトがギュウギュウで苦しい……)。
たまに上向いて、下向いて、と指示されるくらいで、こちらから話しかけない限りはほとんど会話はなし。
しかしメイクされながら、まァそりゃそうか……とも思いました。こちらは初めてですが、店長もヘアメイクの方も、1日に何人もの客の相手をしている訳ですから、いちいちテンションを上げていたら疲れてしまうでしょう。
それにメイク中にベラベラお喋りされるよりは、メイクに集中してもらったほうがいいし……と思うことにしました。
メイクが終わってビックリ!
そこには宝塚ばりの厚化粧になった自分の姿が……!
つけまつげバサバサァ……!
自分のスマホで記念撮影してくれる
受付の際に「自分のスマホでの記念撮影」を希望するかどうか聞かれます。希望すると、
こんな感じで、メイク室を出た所で記念撮影をしてもらえます(ポーズも指示してくれます)。
これには追加料金はかかりません。
また、撮影中の写真も撮ってもらえます。
1着目のドレスを着た時の撮影風景
2着目の着物を着た時の撮影風景
撮影
撮影の際はスリッパから靴にはき替えます。記念撮影のために、メイク室から出た所ですぐにヒールをはいたのですが、ヒールがブカブカ……!
スッ転びそうになりながら、なんとか撮影する部屋に辿り着きました。
写真を撮影するのは店長の福田さんです。
決まったポーズがあるので、その格好をとり、撮影が始まってからも「カメラのレンズの少し上を見てください」や、「目線を下に」などと細かく指示をしてくれるので、この点は素人でも特に何も考えずにすることができて助かりました。
しかし、「ニッコリ笑って」と突然いわれても、ずっとドライな雰囲気に身を置いていたし、撮影に入ってからも特に盛り上げてくれたりする訳でもないので、丸っきりリラックスできておらず、顔が引きつってただニヤニヤすることしかできない……。
という訳で、全部で20枚撮ったものの、後で見たらどれも似たり寄ったりのニヤニヤとした薄ら笑いを浮かべていました……。
雑誌のモデルさんがよくやっているような、アヒル口だとかビックリした表情だとかをするような余裕は全くなかったです。そんなことは恥ずかしくってできやしないよ……。
プロのモデルさんってやっぱりすごいんだなァとしみじみ思いました。
着替え~2着目の撮影
その後着物に着替えて、ウィッグをつけ替えて、2着目の撮影に……。
その際に試着室の鏡を見た所、目の周辺のメイクがちょっとよれている? 気がしたので、それをヘアメイクの方に伝えたのですが、「ああ……それくらいなら大丈夫です。修整するし……」とそっけなく片付けられてしまいました……。
着物の裾が長いのでまたもやスッ転びそうになりながらも、撮影部屋に移動。
1着目の時と同じように、テキパキと目線やポーズの指示をしてくれるのはありがたいのですが、贅沢をいえばもう少し緊張がほぐれるような雰囲気づくりをしてほしかったです。
最後まで結局慣れることはなく……。再度ニヤニヤ顔を撮られて撮影は終了です(撮影自体は1回につき5分程度であっという間に終わる)。
メイクを落とす
その後は自分の服に着替えてメイクを落とします。ウィッグをとり、髪になんだかシュッシュッとスプレーされ、湿った髪のまま着替えをし、受付のある部屋に……。
そこにドライヤーやメイクを落とす道具があるので、セルフでヘアスタイリングやメイク落としなどを行います。
写真を選ぶ
その後、パソコンにさきほど撮影した画像データが表示されているので、その中から欲しい写真を選びます。
サービスの飲み物を飲みながら、ここでももちろんひとりで黙々と写真を吟味することに……。が、どれもニヤニヤしていてあまり変わり映えしない……。
それと1着目のドレスがやはり大きかったのと、赤いウィッグがそこはかとなくBBA感をかもし出している気がして、これはちょっと失敗したかなァ……と画像で確認して改めて感じました。
2着目の着物のほうで、これがいいかも……という写真が3枚あって、基本料金の2枚+LINE登録の分の1枚サービスで、ちょうど3枚だからそれでいいかな……と思ったのですが、あまり気に入っていないとはいえ1着目の写真が1枚もないというのもちょっと寂しい……。
1着目の写真で、もし選ぶとしたらこれかなァ……というものが1枚あったのですが、その写真に、ドレスとセットで着る肌色のショーツがクッキリ写ってしまっていました。
肌色のショーツが見えている……。
なので、これを修整してもらえるなら、1枚追加してもいいかな……と思い、店長の福田さんに相談してみることにしました。
すると「目立たないように修整できます」とのことだったので、じゃあ……とその写真を1枚追加することにしました。
という訳で、私の今回の変身写真の料金合計は、
メタリリー福袋2017 (お正月キャンペーンコース) | 2着で20170円 (税込) |
---|---|
写真1枚追加 | 1080円 |
送料 | 360円 |
計 | 21610円 |
このようになりました。
約3週間後に写真とCD-Rが届く
2017年1月22日(日)に撮影し、2017年2月16日(木)にL版写真とCD-Rが届きました。
CD-Rにも写真が印刷されています。これはこちらで指定した覚えがないので、「Metalily(メタリリー)」のほうで選んでくれたのでしょう。
写真を確認して、ずいぶんお肌を綺麗に修整してくれているなァ……などと感心していたら、
ショーツ丸見えのままやんけ……!
修整を依頼する
その後すぐに、
ただ、オリエンタル風の写真を1枚お願いしていたのですが(画像名は「IMG_6016_2」)、下に着ているショーツのようなものが写ってしまっています。
当日写真を決める際にそれを店長に相談した所、分からないように修整してくれるというお話だったのですが、できあがりの写真にもやはり当日見た時と同じくかなりクッキリ写っています。
CD-Rの画像の方も同じでした。
これを修整してもらうことはできますでしょうか?
宜しくお願い致します。
という文面のメールを出しました。
すると10分ほどで返信が来ました(予約の時もそうでしたが返信はやたら早い……)。
そこにショーツの部分を修整した画像が添付されていました。
「Metalily(メタリリー)」から送付された修整後の写真の一部
そのメールの文章が下記になります。
お問い合わせありがとうございます。
お写真が届いたようで安心しました。
またご指摘の件ですが、添付したデータが修整しているものです。
これ以上は修正で消せませんので、ご理解ください。
よろしくお願い致します。変身写真館Metalily 店長 福田
「ご理解ください」って……。なんだかこちらがクレームをつけた感じになっているような……。
それに修整を忘れたことに関しての謝罪がひと言くらいあってもよさそうなものなのに……とちょっとモヤモヤしました。
で、更にこちらから、
修整したL版の写真を送って頂くことはできますか?
というメールを送りました。すると、
ご返信ありがとうございます。
ご納得いただきありがとうございました。
プランに含まれている分の写真L版はすでにお送りしておりますので、新しく修正済みの写真はご自身でプリントしてください。
ご理解よろしくお願い致します。変身写真館Metalily 店長 福田
という返信がありました。
やはり謝罪はなし……。
しかもこのメールのすぐ後に、
「写真は届きましたか? アンケートにご協力頂くと、次回写真が1枚サービスになります!」というメールが送られてきていました。
自動で配信する設定になっていたにしろ、ちょっと不注意すぎやしませんかね……?
当日の事務的な態度やなんかは、「まァでも、写真さえキッチリ撮ってくれるなら……」と思い、その場では気にしないようにすることにしたのですが、修整するといったものを修整せず、謝罪もせず、こういったやりとりの最中に「写真は届きましたか? キャピ☆」(メールやブログではなんだかちょっとテンションが高い)という不注意なDMが届いたことによるあわせ技により、私はついにぶち切れてしまいました。
写真を自分で印刷するのは構わないのですが……。
ただ、最初のメールでも書きましたが、当日写真を決める際にショーツが写っている点を店長に相談した所、分からないように修整してくれるというお話だったので、あの写真に決めました。
なので、本来ならはじめからきちんと修整したL版の写真とデータを納入するのが筋のような気がします。
>プランに含まれている分の写真L版はすでにお送りしております
とのことですが、修整していない写真が含まれているので、契約を完全に履行したとはいえない状態ではないでしょうか。
しかし最初に書いたように写真はこちらで印刷するのでもう結構です。
ただ、修整していない写真とデータを送付してきたのはそちらのミスなので、最後までその点に関しての謝罪がなかったのは大変残念です。
また、DM不要です。
というメールを出しました。
で、それに対する返信はなし……なし!
いや、私、ホント普段はクレームとかめったに出さないんですよ。
お肉が生焼けだったり、蟹に寄生虫らしきものがついていたりしても、店員さんに「チッ、これくらいで……細けーなァ!」と思われやしないだろうか……と考えてしまって、おずおずとしか言い出せないくらいの小心者なのですよ。
またスーパーやコンビニの店員さんの態度がちょっと悪かったとしても、レジをきちんと打ってくれる以上のサービスは特に望みません(感じがいい方のほうがもちろん気持ちがいいけれど)。
しかし今回はなんだかムカッ腹立ってしまいました。
当日からのアットホーム詐欺や、謝ったら負けみたいなメールの返信に加えて、私みたいな庶民には2万円って大金ですから……2万円もつぎこんだのに……! という憤りがあったのだと思います(セコくてすみません)。
現在冷静になって考えてみると、最後のメールに関しては私もちょっと大人げなかったかも……。
でも……でも……ねェ……!?(やっぱり納得いかない)
何かトラブルがあった時に、当たり前のように「申し訳ありません」という言葉を使ったり受け止めたりしていましたが、やっぱりこういったひと言があるのとないのとでは受ける印象が大違いなのだと学ぶことができました。
できあがりの写真
できあがった写真はこんな感じです。
実物よりはだいぶ見られるようにしてもらえたので、本人としては満足です。
写真自体の仕上がりには満足なだけに、対応がなんだかなァだったのがやっぱりちょっと残念……。
「Metalily(メタリリー)」感想
店長さんもヘアメイクの方も、職人のような感じで、接客があまり得意ではないのでしょう。
普段は接客をあまり気にしない私ですら、「ん?」となる場面が何度かあったくらいなので、敏感な方だったらその場で険悪な雰囲気になる可能性がありそうです。
それと何故無理して「アットホーム」などとサイトで謳っているのか……。
はじめから「落ち着いた」とか「静かな雰囲気」などと書いておいてくれれば、こちらも想像と現実の落差に戸惑わずに済んだのに……。
また、受付、事務作業、撮影、画像の修整などを店長さんが全てひとりで行っているようで、ものすごく忙しいのだと思います。
忙しいのは分かるのですが……。だからといってひとりひとりをおろそかにされたら、客のほうはやっぱりいい気分はしないです。
しかしそれだけ腕には自信があるということなのだと思います。
それと変身写真の専門店は数が少ないので強気というのもあるのかも……。
予定は結構詰まっているようですし、リピーターも多いようですし、合う方には合うお店なのでしょう。
私はもう到底行く気にはなれませんが……。
その他の変身写真館
これから変身写真を撮る方の参考になるかもしれないので、私が発見した「Metalily(メタリリー)」以外の変身写真館を以下に載せておきます。
変身写真館ミニーナ(minina)
変身写真館ミニーナ〈minina〉|記念日、カップル撮影、ウェディング、前撮り、コスプレ。奇跡の一枚が撮れる写真スタジオ。東京ドーム&ラクーア近く、後楽園駅最寄り。
東京。東京で変身写真というと、こちらの「ミニーナ(minina)」か「Metalily(メタリリー)」が有名なようです。
「ミニーナ(minina)」のほうがちょっとお値段が高めなのですが、服のサイズが5号~だし、こちらにしたほうがよかったかな、とちょっと後悔……。
現代和装 変身写真スタジオ 麗
現代和装 変身写真スタジオ 麗 & 変身写真スタジオ 女装サロン アールズ
東京。変身写真だけでなく、女装、ドラァグクイーンコースなどもあるのだとか。
全コースで撮影した全データをDVD-Rに入れてもらえるのは魅力的。
ただ、修整が別料金のようです。詳しくはこちら。
変身写真館Voyage(ヴォヤージュ)
栃木県。ここも有名なようです。
基本コース……24800円、2着、写真枚数6枚なので、東京のお店よりお得です。
近くに住んでいる方はいいかも。
ESPERANTO
esperanto Kokoro Kyoto Okazaki Studio
京都。さらしを巻いた花魁~丁半プラン~などがあったりしてカッコいいです。お値段も東京よりだいぶお得。
あとがき
「Metalily(メタリリー)」は残念ながら私にはちょっと合わなかったですが、とりあえず1回やってスッキリしたのでよかったです。
もしまたやるとしたら、別のお店か、やっぱり本場台湾で挑戦してみたいかな……。
もっと若い内に撮れたら尚のことよかったのでしょうが、変身写真というものの存在を知ったのがつい最近のことだったもので、こればっかりは致し方ありません……。
申し込む前は、「BBAがめかしこんで写真を撮りたいなんていったら恥ずかしいのではないだろうか……」とモジモジしていたのですが、「残りの人生の内では今が一番若いのだ……!」と自分を奮い立たせました。
この意気で、今後もやってみたいと思ったことにはなるべく挑戦していきたいです。
皆様もよかったら変身写真を撮ってみてはいかがでしょうか。いい記念になりますよ!
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