2019年4月16日から乳がんの抗がん剤(EC療法)を受けたのですが、主治医から事前に「髪は必ず抜けます」と聞いていたので、抜ける前にあえてこちらから攻めてやる……! とばかりに、前日に坊主にしてみました。
元の髪型
元の髪型はこんな感じでしたが……
途中経過!
横だけ刈り上げたツーブロック的な髪型にしてみました。なんだかうらなか書房っぽくてなかなかいい……(私はたまに「うらなか書房」という名前でヘンテコな絵を描いています)。今までなんとなく「うらなか書房っぽい」見た目などを意識的に避けてきたような感じがあったのですが、やっぱり「それっぽいもの」も悪くはないのかなァなんてことを思ったり……。
来年髪が生えてきたらツーブロックにするのもありかな、などと考えました。
そして坊主!
そしていよいよ坊主に挑戦!
チベット僧侶風
座頭市風
などの写真を撮ったりして遊んでいました。
ウィッグ(かつら)
ウィッグは、近所にフォンテーヌというアデランス系列のレディースウィッグ専門店があったので、そちらで購入しました。
ものすごく親切にかぶり方やお手入れの仕方まで教えて頂けて、カットやサイズの調整も無料でしてくれます。
個室があるので、調整の最中なども人に見られる心配もありません。
こんな感じのウィッグです。想像以上に自然でした。
そして医療用にしてはそれほどのお値段ではありません(4万円くらい)。
もっと高いウィッグをすすめられるのかな(30万円くらいのもある)……とドキドキしていたのですが、私が見た感じお金持ちではなさそうなためか、はじめから5万円前後のウィッグをいくつかおすすめしてくれました。
今後もウィッグのことで何かあったらここに相談しようと思っています。
2023年追記
現在では医療用ウィッグを自宅で無料お試しできるサービスがあるようです。
インナーウィッグ
上のウィッグもいいのですが、ウィッグだとどうしてもアンダーキャップというものが必要になって、ちょっと締め付け感があります。で、近所に買い物などに行く用に、インナーウィッグというものも用意してみました。この着用画像がなかなかの衝撃度で……。
こんな感じです!
下半分だけのウィッグ(かつら)、といった感じです。この状態で帽子をかぶると……。
割と自然になるのです。外出先で帽子がふっとんだら大変なことになりますが(突然の落ち武者出現!)……。
しかし上半分がない+アンダーキャップいらずだと、ムシムシ感や締め付け感がまるで違います。
どうしてもウィッグが必要になる場面もあるのですが、それ以外のちょっとした外出などではこちらのインナーウィッグを活用しています。
「鈴珠」というお店で購入できるのですが、ここの店長さんが気合が入っていて、ご自分も坊主! しかも、ご自分が過去に病気になった……などという訳ではなくて、親友が病気になったのでこのインナーウィッグを考案して作成したそうです。すごい!
帽子
帽子は、フォンテーヌで家でかぶる用に優しい素材のものを1つ、それと上のキャスケットをネットで買いました。
これは本当にかわいいしお安いし(1500円くらい)でいい買い物をしました。
ただ、長時間かぶっているとちょっと締め付け感があるので、少しゆるめの帽子も買いました。
これは1700円くらいです。私はつばなしのType3を購入しました。柔らかくてとてもかぶりやすいですし、形もかわいいです。最近はこればっかりかぶっています。
抗がん剤初投与から16日目くらいから脱毛が始まりました。抗がん剤投与前日に坊主にしたのはちょっと気が早かったかな……? と思いつつも、抗がん剤投与中は免疫力が下がり、それから頭を剃るとかぶれたりする可能性がありそうだったので、やはり剃っていてよかったと思います。脱毛が始まっても、坊主でワンクッション置いていたためか、精神的なショックもあまりありませんでした。
短い毛の方が掃除が大変になるという噂もあったのですが、私の場合は家にいる時は脱毛用のヘアーキャップ(これもフォンテーヌで購入しました)をかぶっていたので、それほど毛が散らばったりということもありませんでした。気合いも入りますし、抗がん剤前に坊主にしてしまうのは私はアリかなと感じました。