2016年10月24日(月)、池袋サンシャイン水族館で行われている特別イベント「呪いの水櫛」に行ってきました!
この記事ではその感想を書こうと思います(ネタバレあり)。
「呪いの水櫛」とは
夜のサンシャイン水族館がお化け屋敷に!
開催期間 | 2016年10月1日~10月31日 |
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時間 | 18:30~21:00(金・土、祝前日は21:30まで) |
備考 |
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「呪いの水櫛」あらすじ
夜中の水槽を、見てはいけない。
ある海でしず子という女性が亡くなった。恋人からもらった大切な櫛を海に落とし、それを追いかけたためである。
そのしず子の霊が夜な夜な海中を彷徨っているという噂が立ち、そこには誰も近付こうとはしなかったのだが……。
混みすぎていて1回目は入れず
夜の水族館がお化け屋敷に……!? まるで江戸川乱歩の『緑衣の鬼R』のようではないか……! と思いさらっと読み返してみたら水族館の廃墟がちょこっと出てくるだけで、しかもお化けではなく殺人事件の話なので似ても似つかぬものだったのですが、一度連想するとそのイメージがなかなか拭えずなんだかとっても妖しくて面白そう……これは是非行かねば! と行く気マンマンに。
それにもしもお化け屋敷が子供だましでつまらなかったとしても、水族館として楽しめばいいのではないか……。なんという一石二鳥なお得イベント! という訳で、10月14日(金)、意気揚々とサンシャイン水族館に向かいました。
しかし同じように思った方がたくさんいたということでしょうか、19時に着いた時点で既にものすごい行列ができていて、なんと受付が終了していました……人気ありすぎィ!
2回目は早めに向かう
1回目は、「平日だしそんなに混んでいないだろう。20時まで入場できるというので、最悪20時につけばいっか」となめてかかっていたので、2回目は気合を入れて行くことに。目標、17時半のチケット販売開始前に到着!……と思ったら、張り切りすぎて16時頃に着きました。しかし驚いたことに、その時点でもう人が結構たくさん待っていました。数十人……いや、もしかしたら100人を超えていたかも……?
で、チケット販売開始までひたすら立ちっぱなしで待ちます……その間にもわらわらわらわら人が来る……! その日は月曜日だったのですがものすごい混みようだったので、そりゃあ金曜日の19時に着いて入れる訳がない……と待っている間に痛感しました。
17時半にチケット販売開始で、チケットを入手できたのは17時50分ごろでしょうか。
チケットと一緒に、「何時~何時の間に来てね」という紙を渡されます。
チケットさえ手に入れれば、あとは20:00までに自分の好きなタイミングで入ればいいのかな、と考えていたのですが、そうではなく、入場時間も細かく決められていました。
小腹も空いたし、16時からずっと立ちっぱなしだし、チケット入手後に少し休憩して……なんて考えていたのですが、一番早い時間の入場だったので、結局トイレに行っただけでまたもや入口にすぐ並ぶことに……。
いよいよ水族館に入館
で、18時15分~と上の紙には書いてあったのですが、18時ちょっとすぎから水族館に入れました(入口で上の紙の時間をチェックされるのでズルはできません)。
しかし始まるのは18:30ということで、入館してからもしばらくは待ちます。その間に再度チケットのチェックがあります(駐車券を出すのはチケット販売所ではなくここになります)。また、
- 中にはチェックポイントがある
- ヘッドフォンを装着して音声を聞く
- チェックポイントにある画面をペン先でタッチすると音声が流れ始める
などという説明を受けます。
チェックポイントとペンについての説明書
電子ペンを繋げたヘッドフォンを装着し、いざ、お化け屋敷に突入です!
お化け屋敷に突入
1階
待ちに待った水族館お化け屋敷! 中は撮影禁止なので、文章での説明になってしまうのですが……結論から申しますと、うん、いやァ、もうこれが全く怖くなく……。
私はホラー映画好きにもかかわらずお化け屋敷が苦手なのですが、そういう私ですらちっとも怖くなかったので、怖いお化け屋敷が好きな方は全く物足りなかっただろうと思います(子供もいましたがケロッとしていました)。
始めこそドキドキするものの、周りに人がいっぱいいるので大変安心感があります。
明るい水槽では魚を見ることもできて、「キレイだなァ……」なんて見とれていたら音声を聞くのがお留守になっていて途中からストーリーがよく分からなくなったり……(でもまァそんなに支障はなかったです)。
で、肝心のお化けはというと、これがマネキンばっかり(それもほとんどがただ床に転がされているだけ)という……。
2階
2階に行く時に、おもちゃのろうそくを1組につき1個渡されます。
ここで各組が少し距離を置かされるので、一瞬周りに人がいなくなって、これからやっと怖くなるのかな……!? と期待したのですが、2階はただ暗さが増しただけで怖さは1階とそれほど変わらず(結局しばらくすると前の人たちに追いついてしまうし)……。
怖くもないし、しかも1階と違って水槽は暗くてよく見えないし……なんだか1階より損した気分。魚を見たいなら、やはりきちんと昼間に行かないとダメですね。全然一石二鳥ではありませんでした……。
2階でやっと人力のお化け(?)が出てきましたが、1度のみ。あとは人形と映像でした……。
クライマックスのイベント
ラストは、しず子の呪いを解いてあげよう! という訳で、しず子の髪を例の櫛で梳かすというビッグイベントが。
しかしここで「えっ……!?」となったのが、問答無用で4人1組にされてしまうこと。
4人組未満の場合、誰か知らんそこら辺の人と4人1組にされて、その中の代表者1名がしず子の髪を梳くことになります。
いやまァこれが気まずいのなんのって……。私の場合は、連れと、あと見知らぬカップルとで4人1組になりまして、じゃんけんで誰が髪を梳くかを決めることに……。
で、無事カップルの兄ちゃんがじゃんけんに負けて、しず子(思いっきり人形)の髪を梳くと(あとの3人は後ろで見てる)……人形の背後からプシューッとガスが出て、みんながちょっとビクッとなる……で、おしまいです……。
オチ
水族館を出た所で手紙を渡されます。
今夜、お礼にうかがいます。
おー、なるほど……! 怖いというよりなんだか感心できるオチでした。梳かしたのはカップルの兄ちゃんだし……どんどん行ったれ行ったれ! という感じでした。
目玉ドリンク
水族館を出るとグッズショップがありました。ざっと見たのですが普通のグッズしか置いていないようだったので、1階に下りて「カナロアカフェ」という所に入りました。ここで「目玉ドリンク」と「ホラーハンバーグ」が売っています。
私は「目玉ドリンク」を頼んでみました。値段は700円とちょっとお高め……。
目玉は氷に薄いゼリーが貼り付いている感じ、飲み物はジンジャーエールにいちごが混ざっているものでした(多分)。「ホラーハンバーグ」はあまり美味しそうではなかったので頼みませんでした……。
このカフェもめちゃくちゃ混んでいるんだろうなァ……と思ったら、割と空いていました(初回入場だったからなのでしょうか?)。
お化け屋敷を巡るのに丸々1時間くらいかかったと思うので、そうすると夕方からの待ち時間を含めて約3時間半ぶりの休憩……う~ん、疲れました(家が遠いので行くのにも2時間くらいかかったし……)。
「指クッキー」というグッズも販売されているはずなのですが、カフェにはなかったので、2階のグッズ売り場のどこかにあったのかも……(パッと見では分かりませんでした)?
最後の最後
休憩を終えて、カフェを出ると一旦屋外に出るようになっています。そこで色つきの噴水などを見ながら元いた入口の方に戻ります。屋内に入ると、
こんな看板が……。手紙のオチを画像にしたということなんでしょう。
しかしめちゃくちゃ明るい場所に置いてあったので全く怖くありませんでした(写真を撮っているのも私くらい……皆素通りしていました……)。
感想は……
そんなに並んでまで見るものでもなかった
……というのが正直な感想です……。
入場料もそこそこお高いですし……(大人2000円、ペアで3200円)。
しかし見なかったら見なかったで後悔しそうなので、行ってスッキリしました。
ガチガチのホラーをお求めの方だとガッカリすることこの上ないと思いますが、カップルがデートで行くにはあれくらいの怖さがちょうどいいのかもしれません。
残り期間があと数日なので、ご興味がある方はお早めにどうぞ!
2016年10月31日で終了しました。
ゾンビの方が怖くて面白かったです!
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