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おすすめ本『へんないきもの』【動画あり…若干閲覧注意】クマムシ、ダイオウグソクムシ、コウガイビルなど

time 更新日:  time 公開日:2016/04/19

『へんないきもの』とは

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その名のとおり、変な生き物ばかりが載っている本です。

どんな風に変かというと、それはもう様々で、見た目がおかしいものから、行動や体の仕組みが謎……というものまで、奇妙な生き物たちが60種類ほど掲載されています。

ページを開くと、左側に説明文、右側には1ページをまるまる使って大きくてリアルなイラストが載っているので、その生き物がどんな形状なのかパッと見てすぐに分かりますし、パラパラッとめくるだけでも図鑑を眺めているような楽しさがあります。

また、好奇心を満たしてくれる面白さと、笑ってしまう面白さを兼ね備えているのがこの本のすごい所です。

例えば、「コウモリダコ」という生き物に関しては、

「地獄の吸血イカ」などというライダー怪人のような学名がつけられてしまった
へんないきもの

とか(ちなみに本でも「ライダー……」の箇所は太字で大きく書かれています)、

イソギンチャクを片時も手放さない「キンチャクガニ」という生き物に関しては、

キンチャクガニ同士が顔付き合わせて、ボンボンをリズムに合わせて左右に振っていることがある。先輩のチアリーダーが後輩に「クリスティ、そうじゃないわ、こうよ!」と指導しているのでは無論ない。
へんないきもの

といったような小ネタが挟まれているので、難しい専門書のような堅苦しい雰囲気は一切なく、読み物として気軽に楽しむことができます。

ちなみにこの本には続編もありまして、「またまたへんないきもの」という本になります(こちらにも60種類ほどの変な生き物が載っています)。

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では以下で、これらの本に載っているものの内で、私が特に興味を惹かれた生き物をいくつかご紹介してみます!

下に行くに連れて閲覧注意度(私の主観ですが……)が上がっていきますのでご注意ください。

コアリクイ

へんないきもの』に載っています。

これは文句なしにカワイイです。

敵に遭遇すると、威嚇のため仁王立ちになって両手を広げるポーズを取るのだとか。

フクラガエル

またまたへんないきもの』に載っています。

体長5センチほどのまん丸なカエルです。

本の一言コピーでは「常に不機嫌なまんじゅう」と紹介されています(言い得て妙……!)。

フクラガエルにも種類があるようで、上の動画のカエルは「アメフクラガエル」というそうです。

アメフクラガエルのダッシュ」! 走ると結構速いのですね~。
動画に餌のコオロギが映っていますので虫嫌いな方はご注意ください。

子供がよく履いている「音が鳴る靴」みたいにピーピー鳴いています。
こちらは「ナマカフクラガエル」というのだそうです。

クマムシ

へんないきもの』に載っています。

「乾眠」という一種の仮死状態になることにより、摂氏150度の高熱から絶対零度真空放射線にまで耐えることができるという驚きの体の持ち主です。

では不死身なのか……? というとそうでもないようで……。
というのはこのクマムシ、

体長が1ミリ位しかない微生物

なのです……!

様々な負荷に耐え抜く体を持ちながら、踏み潰されたら一巻の終わり……というなんとも儚い所と、拡大してみると怪獣のようにカッコイイ見た目がなんともたまりません。

ダイオウグソクムシ

またまたへんないきもの』に載っています。

ダイオウグソクムシは、陸上に生息するダンゴムシやワラジムシ、フナムシなどと同じ等脚目の生物
新江ノ島水族館

ということで、50センチ位あるでかいフナムシといった感じです。

少し前に、5年以上も何も食べないで生きている! と話題になった生き物なので、知っている方も多いかもしれません。

私はブームになる前からダイオウグソクムシが好きだったので、「応援していたインディーズバンドがメジャーデビューを果たした時って、こんな感じなのかな……」と、ちょっと複雑な気持ちになりました……。

どこが好きかと言われると、目つきが悪い所と、ワシャワシャした足、それとエイリアンぽい雰囲気……でしょうか。

竹島水族館という所では、ダイオウグソクムシの子供? に触ることが出来るようです。
小さい時から目つきが悪くてカワイイです!

コウガイビル

へんないきもの』に載っています。

表紙のタイトルに絡まっているのはコウガイビルと思われます。

道端などで、ものすごく長いミミズのようなものに遭遇したことはありませんでしょうか。
もしかしてそれ、ミミズじゃなくてコウガイビルかもしれません……!

コウガイビル、と言いつつ、ヒルではなくて、扁形動物というプラナリアなどの仲間になるそうです。

ということで、プラナリアのように、切断しても死なずに2匹になって生きていけるみたいです。

ものすごく長いのと、そうでもないものがいますが、そうでもないものは何かしらの理由で切断されたり、自ら分裂することもあるそうなので、そのせいなのかも……。

色も黒・茶色・中にはまっ黄色のものなどもいて、バリエーションに富んでいます。

ミミズのような見た目なのに、ミミズやナメクジを食べる(というか、溶かしながら取り込む感じ)ので、どちらかというと益虫といえるのかもしれません(でも好きにはなれませんが……)。

コウガイビルのお食事シーン……。
ものすごく気持ち悪いので閲覧注意です!

私が『へんないきもの』を知ったきっかけ

ちなみに、私が『へんないきもの』を知ったきっかけは、このコウガイビルにあります。
以前別のブログに「お風呂場に怪蟲が出た!」という記事を書いた所、その記事のコメント欄でそれがコウガイビルであることと、『へんないきもの』のことを教えて頂いたのでした。
そしてその後、コウガイビルをテーマ(?)にした絵を描きました。

コウガイビルを描いた絵『蛭と乙女と林檎と窓と』

蛭と乙女と林檎と窓と

取扱店舗取扱商品
AmazonメンズTシャツ(半袖)
Yahoo!ショッピングメンズTシャツ(半袖)
TSHIRTS TRINITYTシャツ(半袖、長袖)、パーカー、トートバッグ等
Tシャツ(半袖、長袖)、トートバッグ
SUZURITシャツ、トレーナー、ステッカー、マグカップ、トートバッグ等
itaxesメンズTシャツ(半袖)

価格・送料比較表

上記でこの絵柄のTシャツグッズを販売しています(さりげなく宣伝)。
コウガイビルが描いてあるTシャツやグッズは結構珍しいのではないかと思います。
ご近所さんや友達に白い目で見られたい方は是非お買い求めください!

コモリガエル

へんないきもの』に載っています。

上の動画は超・超・超閲覧注意の動画です!

コモリガエル……別名ピパピパ

背中で子育てをするという変わったカエルです。

背中に無数の卵が埋まっている状態も相当グロテスクなのですが、それから数ヵ月後、母親の背中には無数の穴が開いていて、その穴から子ガエル(オタマジャクシでなく小さいながらもれっきとしたカエル)が続々と飛び出していくのです……!

気持ち悪すぎて、動画を見ている間背中がゾワゾワして、鳥肌が立ちっぱなしでした……。

トライポフォビア(集合体恐怖症)……ぶつぶつのものが怖い人は特にキツイと思います。

ぶつぶつが怖い。穴が密集している状態を極端に恐れる「トライポフォビア」の正体とは?(英研究)――カラパイア
ぶつぶつが怖い。穴が密集している状態を極端に恐れる「トライポフォビア」の正体とは?(英研究)――カラパイア

上記ページにもコモリガエルの出産動画がありました。
こっちの方がハッキリ映っていますね……スポーンと飛び出してきています。

またまたへんないきもの』に載っている「フクロアマガエル」もかなり気持ち悪いですが、やっぱりコモリガエルは最強に気持ち悪いと思います……(同じカエルでもフクラガエルはあんなにカワイイというのに……!)。

まとめ

最後はちょっと鳥肌ものの映像になってしまいましたが、『へんないきもの』には他にもまだまだたくさんの生き物が載っています。

寄生虫もちょっと載っているのですが、寄生虫については別に記事を書いたので、よかったら下記をご覧ください。

【入館無料】目黒寄生虫館感想【デートにおすすめ】
【入館無料】目黒寄生虫館感想【デートにおすすめ】

へんないきもの』『またまたへんないきもの』、上記のような変な生き物が満載の面白い本ですので、読んだことがない方は是非お読みになってみてください!

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私は『へんないきもの』『またまたへんないきもの』を読んで、面白いのと同時に、自分のようにちょっと変な人間でも生きていていいのかな……という風に思えて、元気をもらえました。
生物多様性って素晴らしい!

追記

キモい展」というイベントで、『へんないきもの』に載っている「ハダカデバネズミ」を見ることができました!

ハダカデバネズミgif

とってもキモかわいかったです!

「キモい展」の記事はこちら

【閲覧注意】「キモい展」レポート【爬虫類、両生類、ゴキブリ、クモ、ムカデ等】
【閲覧注意】「キモい展」レポート【爬虫類、両生類、ゴキブリ、クモ、ムカデ等】

しかしハダカデバネズミ以外はかなり気持ち悪いので閲覧注意です……!