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【閲覧注意】「キモい展」レポート【爬虫類、両生類、ゴキブリ、クモ、ムカデ等】

time 更新日:  time 公開日:2016/08/06

「キモい展」看板

何かを検索している時にたまたま見つけた「キモい展」というイベント。
Webページを見てみたものの、詳細はよく分からず……。
しかし「キモい展」のタイトルの傍には「ぞくぞく這い出す」というキャッチコピー(?)、そして何とも不穏なシルエットが……!

これはものすごく気になる……! という訳で、2016年8月1日、横浜みなとみらいマークイズで開催されている「キモい展」に行ってきました! 以下で展示されていたキモい生物の一部をご紹介致します!

ミルワームのトンネル

「キモい展」ミルワームgif

入り口をくぐるとそこには「ミルワームのトンネル」が……!

到着するまでは、いくらキモいといっても夏休み期間中のお子様を狙った子供だましなんじゃないの……? と半信半疑でしたが、これを見た途端「あ、ここはホントにヤバい所だ」と確信しました。

ミルワームのトンネル」ってどういうこと? と思うかもしれませんが、「ミルワームのトンネル」としか言いようがないのです……。ご興味がある方は是非本物をご覧になってみてほしいです。

ただ、どうしても無理! 通れない! という場合は、トンネルをくぐらなくても先に進めるようになっています(しかし横を通るので、全く見ない訳にはいきませんが……)。

ちなみに、ミルワームの正式名称は「ツヤケシオオゴミムシダマシ」というそうです。

ふれあいゾーン

ふれあいゾーンがあるのですが、月・水曜日のみ、しかも時間が15時~15時30分とやたら短い……。
しかしどうしても触りたい! ということで、月曜日の15時を狙っていきました。

いくつかの生き物がいて自分で選んで触れるのかと想像していたのですが、触れるのは1種類だけです。その1種類も日によって違うようです。
私はヘビに触りたかったのですが、その日はオオヤスデでした(下記に画像が出てきます。ムカデに似たキモい生物です)。
予想外の展開にちょっと怖気づくワタクシ……。でもせっかくだから触りましたけどね……!

ふれあいゾーンは入り口からちょっと進んだ所にありまして、その付近に列が出来ているので並んで順番を待ちます。
順番待ちの間にゴム手袋を渡されるので装着します。
順番がくると、係りの方がてのひらの上にブツ(今回はオオヤスデ)を乗っけてくれます。

「キモい展」オオヤスデおさわり
……!!!

オオヤスデが自分のてのひらの上をモゾモゾ歩いている感触が伝わってくる……! 足の部分も割と硬くてシッカリしているのがちゃんと分かる……!

き、キモォい……!

ふれあいはひとり30秒くらいでしょうか。背筋がゾクゾクしましたが、なんとも貴重な体験をさせてもらいました……!

ふれあいが終わった後に引き返して展示を見ても大丈夫なので、上記の時間内に行けそうな方は、着いたらとりあえずふれあいコーナーに並んだ方がいいかもしれません。

カエル

マルメタピオカガエル

「キモい展」マルメタピオカガエ

オオヤスデとのふれあいを終え、引き返して最初の方の展示を見ることに。
そこにいたのがこのマルメタピオカガエルです。

実はふれあいゾーンに向かっている時も、この方の存在は目の端でなんとなく捉えておりました。だってこんなに強烈なお姿をしておられるのですから、どうしたって目につきますでしょう……?
しかし改めてじっくり見るとキモい……キモいですね……。でもなんだかちょっぴりユーモラスでもあります。

コケガエル

「キモい展」コケガエル

写真で見るとなんだかテラッとしているただのカエルですが、実物はかなり小さいです。
で、名前の通りコケのように見えるので、水槽の中にいるとコケとなかなか見分けがつきません。
9匹のコケガエルがいるとのことだったのですが、結局3匹くらいしか見つけられませんでした……。

コバルトヤドクガエル

「キモい展」コバルトヤドクガエル

これはキレイでしたね~。その名の通りコバルト色で、大きさは2、3センチくらいでしたでしょうか。メタリックでまるで作り物のようなカエルでした。

キオビヤドクガエル

「キモい展」キオビヤドクガエル

コバルトの方も作り物感がありましたが、こちらの方がより作り物感が強かったです。絵の具で描いたような模様、それにこの鮮やかな黄色! 見るからに「毒持ってます」という感じです。動きもストップモーションのようにカクカクしていて面白かったです。

アフリカツメガエル

「キモい展」アフリカツメガエルgif

小さいカエルが水槽の中でひしめき合っている……! これはおぞましい、おぞましすぎる……!
しかもこのカエル、説明書きによるとなんと舌がないのだとか……。
下手なホラー映画よりこのカエルの方が怖いです。

ヨーロッパアシナシトカゲ

「キモい展」ヨーロッパアシナシトカゲ

手足がないので一見ヘビのように見えますがトカゲらしいです。
ヘビにはないまぶたや耳孔があったり、逃げる時にしっぽを切って逃げたりすることから、ヘビではないと分かるのだとか。

ハダカデバネズミ

「キモい展」ハダカデバネズミgif

ここで唐突にキモカワ癒し生物「ハダカデバネズミ」の登場です。『へんないきものR』という本に載っていたのでその存在は知っていたのですが、まさか「キモい展」でお目にかかれるとは……!

モグラくらいの大きさをイメージしていたのですが、実際はもっとずっと小さくて、5センチくらいでした。
にんじんを一所懸命食べている姿がものすごくキュートでした。
しかし「ハダカデバネズミ」って……。よく考えたら悪口みたいな名前ですね、かわいそうに……。

『へんないきもの』に関しては以下の記事をご覧ください

おすすめ本『へんないきもの』【動画あり…若干閲覧注意】クマムシ、ダイオウグソクムシ、コウガイビルなど
おすすめ本『へんないきもの』【動画あり…若干閲覧注意】クマムシ、ダイオウグソクムシ、コウガイビルなど

エメラルドツリーボア

「キモい展」エメラルドツリーボア

木の上で独特なポーズを取りつつキリッとしておられます。赤いライトの光が呪術的であやしいムード満点です。

フリンジへラオヤモリ

「キモい展」フリンジヘラオヤモリ表
ケースにへばりついているフリンジヘラオヤモリ(表)

「キモい展」フリンジヘラオヤモリ裏
ケースにへばりついているフリンジヘラオヤモリ(裏)

これはちょっと衝撃でした。ケースにペターッと張り付いているヤモリです。
見た目も気色悪いですが、それよりもなんだか得体の知れない恐怖を感じました。

日中はほとんど動くことなく木に張り付いているそうです。

ルブランオオツチグモ

「キモい展」ルブランオオツチグモ

ギネスブック公認の世界最大のクモ。この写真のクモはそれほど大きいとは感じませんでしたが、個体によっては大人のてのひらを優に超えるサイズになるものもいるのだとか。
クモは他にも何種類かいましたがどれもカッコよかったです。

オオヤスデ

「キモい展」オオヤスデ

これですよ……これとふれあったのですよ……。
ムカデと違って攻撃性はないそうなのですが、説明書きによると「強く刺激すると非常に苦い汁を体の横から出してくる」とのこと。苦い汁……誰か研究か何かのためになめた方がいるのでしょうか……!?

オオムカデ

「キモい展」オオムカデ

でっかいムカデです。15~20センチくらいはあったのではないでしょうか。
説明書きによると「極めて獰猛で動くものには素早く噛みつく」とのこと。
こんなのが家に出ませんように……!

世界三大奇蟲

タンザニアバンデッドウデムシ

「キモい展」タンザニアバンデッドウデムシ

ケースの上の方に張り付いていました。
ウデムシはめちゃくちゃ評判が悪いですね。でもそれほどキモいかといわれると……うん、キモいですね。

ヒヨケムシ

「キモい展」ヒヨケムシ

これはクモみたいでカッコいいですね~。
イモムシサソリクモを足したような姿……と書いてありましたが、主にクモではないでしょうか。実際クモの仲間みたいです(しかし足は10本)。

サソリモドキ

もうひとつの世界三大奇蟲である「サソリモドキ」も一緒に展示されていたのですが、木の下に入り込んでしまっていて、写真を撮ることはおろか、どんな姿だったのかハッキリと見ることすら叶いませんでした。残念……。

ゴキブリ

マダガスカルオオゴキブリ

「キモい展」マダガスカルオオゴキブリ

みんな大好き! ゴキブリもたくさんいました。
マダガスカルオオゴキブリはまァまァ大きめのゴキブリでした。それがウジャウジャ寄り集まっているのだから、もう……。

トルキスタンローチのタワー

しかしウジャウジャ寄り集まっているといえばこちらの方がもっとすごいです。

「キモい展」トルキスタンローチタワー

ゴキブリタワー……!

「キモい展」トルキスタンローチタワーアップ

木にびっしりゴキブリが張り付いている……!

しかもその内の何匹かは脱皮したり、卵を産んだりしているのです……ゴキブリの生態が丸分かりなのですよ。
一体誰が何のためにこんなキモいタワーを考えついたのでしょうか……。

あとがき

透明なケースに入っていたためか、カエルやトカゲ、ヤモリゾーンなどでも全くといっていいほどにおいは感じませんでした。
しかし撮影ももちろん透明なケース越しになるので、ボヤーッとした画像や動画が多くて申し訳ないです(もともと写真などを撮るのが下手なせいもあるのですが)。。。

途中、今地震が起きてケースが割れたら……と考えると鳥肌モノでしたが、そういった事態にならなくてよかったです。
また近くにいた女性が、「こんな所に引っ張ってこられて、キモいキモい言われてかわいそうね……」とつぶやいていたのが印象的でした(確かに……。でもやっぱりキモいものはキモい……!)。

キモい展
キモい展

みなとみらいマークイズの「キモい展」は2016年8月31日(水)までです。
上で紹介した以外にもたくさんのキモい生物が目白押しですので、ご興味がある方は是非展示を観に行ってみてください!

キモい展」はいろんな場所でちょくちょく開催されているようなので、今回は遠くて行けない、という方も、その内ご近所で開催される可能性があります。たまに上記Webページをチェックしてみるといいかもしれません。

おまけ:動画の詰め合わせ

ミルワームアフリカツメガエルハダカデバネズミの動画の詰め合わせです。
最初はキモくても、何回か見る内クセになってくるかも……!?