スキマ | 全巻無料漫画が32,000冊以上読み放題!
以前無料漫画サイト「スキマ」についての記事を書きました。
「スキマ」での漫画の読み方や危険性、全巻無料で読めるおすすめ漫画などを載せているのですが、そのページで「番外編」として紹介していた漫画が増えてきたので、新しくこの記事を作成することにしました。
おすすめという訳ではないのですが、「スキマ」で見つけた題名や表紙が激しかったりツッコミどころがあったりして「なんだコレは……」と気になった漫画をご紹介します。
『嗚呼どす恋ジゴロ』
嗚呼どす恋ジゴロ|スキマ
『嗚呼どす恋ジゴロ』……! なんちゅうタイトルセンス! まるで漫画の中に出てくる架空の漫画のタイトルのようではないですか……!
表紙もショッキングピンクで癖ありすぎィ!
中をチラッと読んでみた所、そこそこ下品で面白かったです。一話ごとの終わりに出てくる詩が秀逸です(「ア~どす恋どす恋」が締め文句)。
『聖マッスル』
聖マッスル|スキマ
「セントマッスル」と読みます。なんだか激しい表紙だな……と思って読んでみた所、内容もやっぱり激しかったです。
物語の中盤まで主人公が素っ裸なのですが、不思議なことにブツが絶対に描かれない……。仁王立ちなど、絶対に見えるだろうポーズをしていても影すら見当たらないことがすこぶる気になりました(他の人のブツは普通に描かれているのに……)。
『ニッポンのロボコップ THE 鈴木くん』
ニッポンのロボコップ THE 鈴木くん|スキマ
表紙を見て「ロボコップみたいだな……」と思ったら、小さくサブタイトルが書いてあって、「ニッポンのロボコップ」……。
説明文にも「ひろしくんのお父さんはロボコップ警察官」と、これはもう堂々と書いてありました。パクリじゃないですね。ここまで堂々としているということはきっとオマージュというやつですね。
『はだしのブン』
はだしのブン|スキマ
あー、『はだしの○ン』か……と思いきや、なんか違う……『はだしのブン』って……!
これは大丈夫なのだろうか……と調べてみた所、『はだしの○ン』よりこちらの方がちょっと先に発表されていたようです。
しかも作者は『漫画家残酷物語』の永島慎二さんで、珠玉の名作なのだとか。
笑ってしまって申し訳ありませんでした……。
『どぶ』
どぶ|スキマ
『どぶ』。いや、なんだか直球すぎて笑ってしまいました。
『不動 極道戦国志』
不動 極道戦国志|スキマ
不動力(ふどうりき)は、イケメンで成績優秀な高校生。しかし不動一家の組長という裏の顔を持っていて――。
ヤクザの抗争……といっても、組同士ではなく古い世代VS新世代という構図で、力の兄に関するある悲しい事件がその発端で……というような話です。話自体もぶっ飛んでいるのですが、それよりもキャラクターが濃すぎて強烈です。
主人公の力をはじめとして、両親を殺したという前科持ちの明、×××から吹き矢を飛ばす同級生の女子、また赴任してくる教師がヤクザだったり刺客だったり……。
映画化されているのですが、映画は腹違いの兄弟やら同性愛やら両性具有やらの設定がつけ足されて(三池崇史監督の趣味?)、更に異様な雰囲気になっています。ちょっと変な映画がお好きな方は是非。
公開終了した漫画
『惨殺半島赤目村』
惨殺半島赤目村|スキマ
ある小さな村に赴任してきた青年医師。彼が来て早々、女児の転落事故、男児の失踪、村人の殺人などが相次いで起こる。事件を追う内、青年医師は村に隠された異様な因習を知ってしまい――。
前半は静かな恐怖を描いていますが、後半は題名に違わぬはっちゃけ具合です。特にある人物の覚醒ぶりが凄まじくて神々しいほどでした。
私は『スキマ』で読んだ漫画ではこれが一番面白かったのですが、残念ながら無料公開期間が終了し、現在はコインがないと読めないようになってしまいました……。
もしまた無料公開するようなら、是非おすすめに載せたい作品です。
『東京都北区赤羽』
東京都北区赤羽|スキマ
赤羽に生息するおかしな人々を描いたノンフィクション漫画。
やる気のない居酒屋や駅の構内の隙間に挟まる人など、印象的な面々が続々登場しますが、中でも強烈なインパクトを放つのが女ホームレスのペイティさんです。歌や芸術作品を作って日々を過ごしているペイティさんはなんだかとても楽しそうです。
これも以前は全巻無料で読めたのですが、現在は2巻以降が有料になってしまいました……。1巻だけは無料で読めますのでよかったら是非。
『恐怖新聞』つのだじろう
恐怖新聞|スキマ
有名な作品にもかかわらずちゃんと読んだことがなかったのですが、この度1巻から通して全巻読んでみました。いやァ面白いです。世界で実際に起こったという超常現象についての説明がちょこちょこ挟まれていたりするのも興味深いのですが、恐怖新聞が雨戸とガラスを突き破って「ぐわしゃ~ん!」と激しく配達されてきたり、修学旅行先にまで律儀に配達されてきたりというのにちょっと笑ってしまいました。いやでも話の筋もちゃんと面白いですよ(ラストは意外にもちょっと鬱……)。
続編『恐怖新聞2』では、主人公が本堂幽子という女の子になりますが、『恐怖新聞』の主人公である少年・鬼形礼も登場します。
そして『恐怖新聞2』の後半は『真・恐怖新聞』というタイトルになるのですが……すごい展開です。幽界、魔界、天界などが出てくる壮大なストーリーになっています(恐怖新聞の謎については分かったような……分からないような……)。
……という訳でなかなかおすすめの漫画だったのですが、残念ながら公開が終了してしまいました。
『サトラレ』佐藤マコト
サトラレ|スキマ
ある頃から突然、世界各地に「サトラレ」という先天的な奇病にかかっている人たちが散見されるようになった。「サトラレ」(患者もそう呼ばれる)は天才的な頭脳を持つが、その副作用として考えていることが周囲に筒抜けになってしまい……。
「人の考えが読める」超能力者が出てくる漫画はよくありそうですが、「人に考えを読まれてしまう」キャラクターが主役の漫画はかなり珍しいのではないでしょうか。しかも国家総出で本人たちには「サトラレ」であることを気付かせないように取り組んでいるという。中には気付いてしまう「サトラレ」もいるのですが……。
主に日本国内にいる「サトラレ」たちの暮らしぶりを、小刻みに見せてくれる構成になっています。
人に知られたくない恥ずかしい考えや、忌わしい考えが周囲にダダ漏れになってしまう様子が、時に可笑しく、時に恐ろしく、また時に哀しく描かれています。
『サトラレ』はちょっと中途半端に終わってしまい、『サトラレneoa』という続編があるそうなのですが、これは残念ながら「スキマ」では読めません。
しかしこの続編も未完のようなので、どちらにしろスッキリしない終わり方なのかも……?
とはいうものの、私は『サトラレ』だけで充分楽しませて頂きましたので満足です。
こちらも残念ながら公開終了です……。
以下では「スキマ」で読めるちゃんとした(?)おすすめ漫画を紹介しています!
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